銀魂/クイーンズブレイド/DTB/にゃんこい

銀魂186話。予告やアバンから「今回は沖田さんが死亡フラグでギャグする回かな」と思ってたが、その手のメタネタっぽい要素はほぼアバンでおしまい。お話自体は、一見ドSに見えてマジドS、でもスジは通す…のか…なあ…、っちう沖田さんのシリアスっぽい話。まァこれも銀魂らしさの一つであるな。


商売柄いつどこで敵討ちに遭ってもおかしくない、いちいち殺した相手を覚えちゃいないよと露悪的に言う沖田さんであるが、当然ながらウラはあるワケで。ここでポッと出てきた関俊彦の神山隊士さん、いかにもなダメキャラぶりであってこちらもウラがありそうな風情ですがね。これこそ黒幕側の人っぽいフラグだが、さて。


次回以降はもうちょっと死亡フラグネタが入ってくるのだろうかね。このまま終わらせるような原作だとも思えないし。しかし沖田さんってのはどちらかと言うとフラグブレイカー的なキャラだよね。その辺でどうウケとるかも楽しみ、か。


クイーンズブレイド 玉座を継ぐ者・9話。この物語きってのめんどくさい人、ヴァンス家伯爵の人とクローデットお姉さまがチャンチャンと手打ちをする話。んでもってお姉さまの役割は一旦終了、退場…とはならずに一命取り留めました。お互いに頑固っちいお二人であり、素直にアレコレ話するのが苦手でしょうからねえ。こういう「便利な危機」でもないと腹ァ割って話せないのかもしれない。ま、伯爵のほうは未だに腹の底がよう判らんところはあるのだが、最終パートにおける「目の描き方」の記号見る限り、そこら辺はもうクリアなんだろうな。


…とまあ、家名との確執やら皇帝のヒミツを巡る各個の思惑やら、一本調子にならないように苦慮してんのは判るのだけれど、それでもやはり少々タルい展開であるのは否めんか。ラスボスたる皇帝の意図がちっとも見えず、この戦いで勝利することへのモチーフがイマイチ弱い感じになってるしねえ。…バラエティに富んでるようで、意外と戦闘シーンに差別化が少なく見えちゃうのも一因かもしれない。…あ、お家の危機より姉のちち、というエリナさんの行動パターンはよし。


DARKER THAN BLACK -流星の双子-・9話。ピンクとおっさんのヘッポコ探偵コンビ登場、である。いやーやっぱそのう、こういうキャラはワキを固めるに便利ですわなあ。フラリと登場して適当に場をかき乱してキュッとシメて去る。楽しい人たちではあるよなあ。しかしまあ、ちょっとエエ話で終わりと見せて実は…というヒキも上手いし、違和感なくカーアクションを後半に持ってくるヤリクチにも無駄がない。熱さが少ないと言えんこともないが、この手堅さはやはり捨てがたいねェ。


ヘボ探偵がらみってことで、依頼人→聞き込み→意外な手がかり→解決、と話の構成も探偵作品風になっている。ちょいちょいと小ネタをはさみつつ、何となく「一件落着」っぽい雰囲気になってんのが面白い。そして当然、各々のキャラのユルさ具合もいつもよりチョイ増し状態。大きなお姉さんたちにコスプレさせられてる主人公たちとかね。ガラにもなく照れてる/スネてるように見受けられるジュライさんがよし。そらお姉さん方も悪乗るワケだ。


えーあと、アンバーさんが出てきててロール見たら川上とも子となってたけど、ははあもう復帰されてたのか。ボーっと聞いてたから判んなかったすわ。ま、それくらい元気になられたってことで、重畳。


にゃんこい・9話。Aパートはまたもや水着。いやあ、わざわざ冬にまでプール話を持ってくるだけあって、いちいち皆さんのちちやしりや、あるいはないちちへの作画・演出情熱度合いが高い。カナコさんのどたぷんぶりもよろしいが、水着デザインとも相俟ってとても抵抗の少なそうな小林ゆう姐さんもエエですよ? ツンヤン姉妹は今回は単にニギヤカシ役で終わっちゃったけれど。


Bパートの風邪見舞い話と併せ、今回はカナコさんの難しいお年頃なアレコレを堪能する回だったのでしょうな。ガサツで姉御肌っぽいのに、いやそれだからこそコーサカさんへの感情表出とアプローチがとてもヘタクソなカナコさんが魅力的である。配役や話の構造上、多分最終的には身を引いちゃうポジションなんだろうなあってのが仄見えちゃうだけに余計に、ねえ。あとちち。


Bパートのデヴ猫にたてかべ和也ジャイアンを引退してからこっち、実に楽しそうににチョイ役をこなされてて良いことだ。…あとまあ、おいしいものを思うさま喰いたいという気持ちは身にしみて判るぞ! 松坂牛は妬ましいけどな! あーあと、郵便姉さんはホンマ、ワンポイントアイキャッチ要員というよりは既にエロヨゴレ要員になってるのだけれど、うーん、これはこれで!