とらドラ/銀魂

とらドラ!・2話。虎子さんはドラ男さんと同居状態であって展開早ェなー! この「展開の早さ」はちょっと面白くて、フツーのアニメ作品ならもうちょっとタメるところをさっささっさと転がしてってる。なんせもう2話の段階で、主役二人はアベック(古い)と勘違いされ少女はデレ気味になり思い人に告白して第一次攻撃玉砕を経験している。これは文章原作の強みかしらん。


手際よく話が進むがあまり急いでいる感じはしない。こういう目先の釣り方をされると先が気になりますわなあ。虎子さんの暴虐と奥手のヘンテコなモザイクぶりはちょっと誇張されてるが、後半の告白まで辺りの人間的な行動で割とフォローが効きましたかね。んー、…しょうがねえなあ、もうちょっと見てみますか。


問題といえば何ですね、主役二人の各々の思い人の「良さ」がイマイチなとこでしょうか。あ、メガネ青年の枯れたような大人言動はちょっとおもろかったが、クシエダさんはまだよう判らん。決してカワイないワケではないが、周囲の脇役お嬢さんたちも十二分に可愛らしいからなあ。あと、虎子さんの居ない朝という状況を、炊飯器に残ったメシの量で示す小賢しい描写が割と気に入りました。


急に思いついたがこれ、お互いに報われぬ恋のキューピッド役…って「男はつらいよ」のダブルバージョンといえぬことも無いのか? てことはとらドラの「とら」って寅さんなのか? 違うんだろうなあ。


銀魂127話。勘違い文通編その2。こういうちっとも動かねえ、たーだみんなで言葉の暴力的やりとりしてるだけってのも銀魂の良きパターンの一つではありますなあ。とりあえず近藤さんの知った風な恋愛講座がエエ具合にうざってェのが満点。脚本もともかく、千葉進歩の口調がホンマムカつきます。素晴らしい。


話の都合上「フォローの神様」みたいな扱いにされちゃった土方さんも可笑しいが、法度だからってわざわざ出張ってくる沖田さんも妙に親身でなんか怖かったりする。それら全てをシッカリ受け止める新八の…いや、阪口大助さんのツッコミ芸はちょっとテンション高すぎて感心してしまうねェ。でももっと行け。千葉繁まで行け。血管切れ。


小さいとこでチマチマと動かしてて画面上も飽きないなあ、とニヤニヤしながら見てたらすげえベタなヒキで続きおった。おーし、この繋ぎ方なら悲惨方面にもハッピー方面にも振れるのでゼヒ悲惨な方向に行くのだろうなあ(文章がヘン)。ムラムラと。