●機動戦士ガンダム00・10話。人革連によるガンダム鹵獲作戦その2。痛み分けという体裁にはなっているが、一歩引いて見るとお互いの基本部分の作戦ミスですよな。各個撃破状態にされたガンダムさんたちもさりながら、規格外に強力な兵器と認識されているガンダムを拘留すんのに何の特殊な防護もしてなかったセルゲイさんも意外と甘うございます。
しかしまあ、鹵獲したと思ったら瞬脱装甲弾で中からノーベルガンダムが出てきたり、アレルヤさんが一般兵をいたぶり殺す演技がエッジ効いてたり、場面々々のインパクトは大きく効果的だったな。見て楽しんでる分にはよォ出来てたんじゃないでしょか。どっからどう見ても人革連の方が主役側なんですけどね…構造的にも行動的にも。どすこいガンダム鹵獲の一連のシーンなんか、あれは中ボス攻略の王道パターンに近いぞ。がんばれセルゲイ。負けるなピーリス少尉。
上のほうからもなんかケチョンケチョンな言われようであるガンダムさんたちだが、確かにこの不安定さは問題ではあろう。（相変わらず影の薄い刹那さんを除くと）キャラ付けの道具としては効果的だけどね。でも、クルー合計で三人が泣いちゃうというシナリオはどうでしょうか。それは流石に鬱陶しくないか？ あくまでガンダム側への感情移入を妨げるのだ、という目的があるならば別だけれど。
あと、人革連のテーマBGMはとてもカッチョ良いですね。何となくボルガの舟歌っぽくてさー。川井憲次の人声の使い方が好きです。
