ガンダム00/電脳コイル/マクロス7

機動戦士ガンダム00・8話。本拠地潰して解決…って、テロ組織ってそんなもんだっけ? まいいや、そういうのが無いワケじゃないし。それはそれとして、作戦やっては失敗している刹那さん見て「大体パイロットにスパイ活動させてる時点で手狭な組織だよなあ」とか思ってたら、アッサリ、ものすごくアッサリとテメエの正体をバラしちゃったよ!? エライことになってる裏で悪の組織みたいにセレブ海水浴してるブリッジ要因といい、これは…うーん、ホンマどういう風に感じて欲しい展開なのやら。


ま、なんかもっちゃりしたデザインの水中用MAが出てきたのでそれでいいや。いいのか? いいです。あと、土師孝也さんは異様にエエ声なので複数キャラで出てきたら目立つんだってば。


電脳コイル25話。正直言ってアチシの頭ではシッカリついていけてないと思います。まさかの大空中戦も良い、業と悲哀を一手に背負い込んだ猫目も良い、4423の衝撃的な正体も良い…と、存分に詰め込まれたネタたちは確かにそれぞれインパクトが強くて感心すんだけど、流石に駆け足にも程があってせわしないな。冒頭の昔のクラスメート話とか、これで1話ほどあってもおかしくないようなネタなのだが。


それでも、ヤサコがサッチー・タマに運ばれて虚無的な電脳世界を飛び始めてからの、胸にゴリゴリと訴えかけてくる重厚なドラマの置き方はクライマックスに相応しい。ただひたすらに昏く昏く落ち込んでいくヤサコさんは是非、よいようになって欲しいけんど…ちうかこれホンマに次回で終わるのか? 


しかしまあ何ですなあ、昔の友人関係といいイサコ兄の件といい、ヤサコさんは「無意識に」黒くていらっしゃる。タチ悪さが素晴らしい。


マクロスダイナマイト7。よく知らんかったがOVAによる続編らしい。本編は昔見たきりで基本設定しか覚えてないが、外伝っぽいのであんま困りませんでした。てことでバサラさんが旅先でエイハブ船長に出会う話。ていうかあまりにもそのまんまなので、却って浮世離れした幻想譚っぽい感じがせんでもない。ていうか惑星ゾラ? ていうかウェスタンな敵? ていうかジョナサンと宇宙クジラ


バサラさんの歌がこの中田船長の心を変えでもするのかなと思ったら、船長の行動の伴奏をつけるような感じの話になってたのは割と面白い。どっちかっつーと脇の人々が変えられちゃうようだね。…でもやっぱ久しぶりだと、銃撃戦の最中に「俺の歌を聞け!」はシュールだよなあ。


OVAだけあって作画は丁寧だけど、どこか10年前だってのが良く判るのが不思議ではありますな。音が軽いせいもあるだろうか。それとも櫻井智が若いからだろうか。あとEDの実写とアニメのハーモナイズは過渡期の仕事やねえ。ボート漕いでるシーンの違和感は何なのだろう。