バンブーブレード/スケッチブック/もっけ/銀魂

BAMBOO BLADE・2話。前回の録画尻で切れてたとこでヤな先輩が来てたらしい。一応話の流れとしてこのダメ先輩がやられちゃうのは(視聴者の立場だから)判るけど、しごきの域を越えてる状況下になってもそれを止めない周囲の人にはちと違和感があった。少年はタマさんの力を知ってるからエエにしても、ね。


てことでタマさんが入部を決意するまでの話。意外にアッサリと事態が解決する雰囲気が逆にソレっぽくて面白かった。結局丸く収まってタマさんの「友達が、できました」、という終わり方も綺麗。…あとはまあ、その原因の一つである「ブレードブレイバー」ですなあ。劇中劇としての戦隊モノパロディってのはよくあるが、これはなかなか気合が入っててちとすげかった。変身忍者嵐みたいな顔はワザとだろうな。


●スケッチブック3話。夏祭りのお話。ホンッマに何にも起こらないアニメだなあ。こういう日常描写形のお話は、そのディテイルに気が行ってないと途端に退屈になるんだけど…うーん、今回はネタのクリシェ度合いが高くてちょっと平板だったかなあ。


姉弟二人のポンヤリしたエピソードから始まって、だんだんと登場キャラが合流してきて花火シーンで最大値、ラストは弟さんの感想でシメる、という流れは割と美しい。ただその分、後のほうに出てきた人々は純粋に後景としての役割しかなかったけどね。あーあと、アンタのウチではゲームと言えば未だにスーファミ(もどき)であるのか。そうか、それはいい人だと見た。


もっけ2話。妹さんが飯綱に憑かれる話。民俗学的には割と昏いところのあるネタではあるが、そのあたりの雰囲気もちょっとだけ盛り込んでるのが妙に誠実ですな。まあ飯綱さんの声が(ヘッポコモードの)中尾隆聖なので、割と柔らかくてエエ話っぽい手触りになっている。その姿が最後になるまで見えず、視聴者もなんとなくかわいったらしい姿を投影してしまうという仕掛けもそういう雰囲気。…飯綱が喋る時のBGMは何故か太棹なんだけどね。


里山の見える田舎風景がいいな。再現度が高いというか、田舎道の秋って空気感がああいう感じなんですよ。んーあと、同級生の男の子に釘宮さんが居て妙に目立ってたんですが、割と重要キャラになったりするんでしょうか。あるいはあとで釘宮声の人が出てきたりするんでしょうか。


銀魂78話。前回のひっでえ引き(誉めてる)に引き続きの四天王バトル話である。今回は土方さんの受け持ち回。初っ端の実に本編と関係が無いゲテモノメシ話を経たあとは、1話丸々での剣戟バトルであってなかなか見所満載の話だった。途中の回想シーンがちょっと長いかなとは思ったが、まァこれもエエ話だしラス台詞の伏線になってるし、てことで文句無しとしよう。うん。


とにかく木剣による斬り結びアクションにかなり気合が入ってましたな。派手にベイパートレイルみたいなエフェクトを引いてガツンガツンぶつかる前半もエエが、回想挟んでの後半バトル、メガネ剣士さんの「小賢しい!」等のメリハリついた喋りのアニメートもエかった。それに「道場剣法こそ強い」という、マンガや小説における定番を裏返すリクツのつけ方(と、その引っくり返し方)も上手いと思いました。…あと、近藤さんが地味に男上げてんな。基本的には「男」なんだけどねえ。この人もねえ。