銀魂/クイーンズ/バスカッシュ/けいおん

銀魂156話。なんか知らんがエリザベスさんの無声映画みたいなのがアバンについてきた。ふむう、原作追いつき状況下にていろいろ苦労してんのだなあとか思いつつ、小ネタがそこそこ効いてて割と面白い。…それでも、何でこのキャスティングで無声映画なのか、っちうところはやっぱりよう判らないのだけれど。何か元ネタあんのかな。


本編は千葉繁声の屋台のオヤジを延々と延々と延々と、ほぼ1話まるごと映してるだけ、というかなりチャレンジングなお話。「登場キャラの顔を映さない」という言い訳もてこういう仕儀と相成ったワケであるが、これはこれで作画の管理やらタイミングやらが非常にめんどくさいのではあるまいか。とりあえず登場声優の演技を純粋に堪能できる、という点において妙に面白い回でした。…無論、あのひでェオチも含めて、ね。


…にしても、またシヴい所で千葉繁カードを切ってきたなあ。面白い。


クイーンズブレイド 流浪の戦士・5話。谷間に消えたレイナさんは流れ流れて何故かエジプタスな廃墟、ちちまるだしでしまパンの後藤邑子さんに操られているのでした、という話。王国の滅びた理由やら定番のピラミッドトラップやらとまあ、お話はいろいろと面白くはあったのだけれど、んー…またもや演出の流れがどうにもへちょく、あからさまに繋がっていないカットとかもあったりしてちと困る。これは地上波アダプテーションによるショボ要素なのか、あるいは元からそうなのか。うーむ。


ま、いちいちえろっちいシチュエーションにならざるを得ないバカ話は毎度ながらおもろいのではあり、それでいいじゃない! と言われりゃそうなのですけどね。ブルースハスキーな立木声のエロマスコット杖とか、才能の無駄遣いっぽくてなかなかよろしい。最近はマダオさんだったりするんだけどね。…あと、回想種明かしシーンのエジプト官僚さんたちのBGタッチが独特で何か目を引いたりした。ええ、お嬢さんたちのちちよりも。


バスカッシュ! 6話。宴の後、昂揚感の引いた彼らに被さっているフヌケた雰囲気、である。そこに介入するは更なる月よりの男、彼はロボバスケ野郎どもを一つのパッケージにて引き纏めようとするのであるが…という。この「管理されたワイルドさ」は明らかに主人公らにとっての壁なのだろうけれど、まずはテメエを認めさせてやるところで第一歩、でしょうかね。


まだ今までのキャラクターに喰い足りない辺りでぼんぼこ新キャラ新展開を投入してくるこのテンポ。忙しなくてもったいないような気もするし、チャッチャ進んで小気味良いとも感じられる。ま、「建造物の破損に苦情が出ている」っちう辺りを強引にねじ伏せてやろうというちち姐さんの方針は微妙にモヤっちいし、こういう管理遊戯もエエんと違うやろか、ってワシのジジイ保守的感想は割とどうでもよい。しかしちち姐さんのちちって、やっぱ本場のお月様でも図抜けてるようですな。まあねえ。


地道で泥臭いながら妙に資質に恵まれてそうな釘宮姫様の、お忍びバスケが何やら健気でエエ感じです。お嬢さんのボーイッシュ変装、っちうのがワシ的にまたツボでねえ、ってワシの偏食的嗜好は割とどうでもよい。


けいおん! 5話。過去を掘っくり返されては困る上品先生が、弱み握られつつも強襲して顧問となる話。…いやあ、これはエエ感じのツッコミキャラが来ましたなあ。今までのこの4人、ボケたらボケっ倒しの状況だったからねェ! ミオさんが一応は常識人位置ではあるのだが、いかんせん押しの弱さも彼女の属性の一つ。そこに登場の豪腕先生…てことで、なんかワシ、今までで一番フツーに楽しかったよ。


とにかく先生が場をドスドスとエエ感じで断ち切ってくれるので、お話の流れに判りやすい目鼻がついてんだよな。テンポも良好だし。ムギさんの百合妄想っぽい属性とかあんな外見して弱気っちいミオさんとか、そういう飾り付けが上手いこと話の上に乗っけられている。…ムギさんの「どんとこいでーす」がエエな。


などと言いつつ、個人的に一番笑ったのはベッタベタな回想シーン開始台詞とともにマジでCM跨ぎをやったシーンなのでした。ホンマにCMに入られちゃしょっがねーやな! あと、ユイさんはホンマ、いつの間にあんな弾けるようになりやがったのか。主人公補正野郎めゲヘヘ。