中秋トレイン

●…あ、月見しようしようと思いつつコロっと忘れていた。今年の中秋はおとといだったんですってさ。ちょっと前にチラッと月を見て「おお、今日の月は見事やなあ、そろそろ月見やなあ」と思っていたのに。しかし思い立ったが吉田、しまった棒が一本多い、思い立ったが吉日、遅ればせながら今から見よう、と思ったらお空はドン曇り。ちっ、風情や粋の判らん天候には困ったものだぜ(判ってないのはどっちかというとワタシです)。


しかし何ですねえ、こういうとこでも温暖化の傾向が見てとれますねえ。ワタシらが学生の時分に月見をしようと思い立った場合、夜の気温低下を読み間違えて「うわ、ちょっと寒ない?」などという台詞が交わされたりしたものだけれどねえ。今日なんかパンツいっちょでも寒いことあらへん。全く風情の判らん以下略。


…ま、学生時分だし、当時は単に年中酒を呑む口実を探してただけなんですけどね。風流も何もあったもんじゃねえやな。あと今検索してみたら「日本全国酒飲み音頭」には「月見で酒が飲めるぞ」てな歌詞は無いのね。九月は台風で酒が呑めるぞ、とある。なんか意外だ。


●数日前に見た月は結構印象的だった。ウチへの帰り道に建造物の隙間から見えた満月までもうちょっとの月。大気中のチリが多かったのか、怪物くんに出てくるような赫い赫い月。乗ってた自転車を停めてしまうに足るほどのインパクトがある様相であった。…そこまで感心したのに忘れちゃっちゃァ何の意味も無いのでござんすけどねえ。