ギガンティック/コードE/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ25話。国家も大統領も操る神の顔。地下の二人を操るなんざ簡単なことである。にしても、なんでこういう高次存在さんって思想の高邁さの割に口汚いんでしょうねえ。


まあクライマックス展開ってのは判るんだけど、そのやりかたがどうも上っ面であんまり心に入って来ないなあ。とにかく設定がずらずらと空中に流れてってるだけみたいな感じで、絵で見せるとか話の展開で見せるとかが皆無なのが辛い。…あるのといえば精神世界ばっかだしなあ。最終回はアクションで盛り上がって欲しいものだけれど。


キャラのラスボス化描写は見ごたえあったですかね。Bパート冒頭のシワ増量絵とかは暗黒っぽくて良かったし、特に妹さん役の沢城みゆきの豹変演技は流石。…神谷浩史は我に返ってもまだちょっとワルっぽかったんですけどね。


CODE-E・最終話。海老原さんの力はまた発現し、全ての事は元の木阿弥。いや、事態は拡散の様相を見せている。そして人間関係は…という。結局九条さんがビンボくじ引いてチョン、ってのはちょっと安易なような気がするが、まあ男前度が上がったのでヨシとしましょう。


とかなんとか言うてたら大惨事発生、おいおいこのペースで終わるのか? と思ったらあんま終わりませんでした。いやマジで、ホンマにこれで終い? あまりにも投げっ放し伏線が多くないか?


総評。…やっぱワシ、このOPに惑わされちゃったってことなんだろうな。もっとこのう、色んなウデを持ったキャラたちがばんばか活躍するSFっぽいアクションアニメ、だと思っちゃったんだよね。実際はそういう要素は後景/道具で、描きたいメインドラマは「ちょっとヘンな少年少女たちの淡いラブ模様」だったワケだ。


そういう意味では丁寧な作りだったとは思うけれど…うーん、それにしても丁寧すぎたかも。そういうのも悪くないが、それならこの投げっ放しエンドはちょっとな。古臭い作りもゆったりした描写テンポもキライじゃないので割と普通に見てはいたけど、ちょっと誉めにくい作品ではあったなあ。…どっかで続編やったりするんだろうか? 見るかどうかは微妙だけれど。


銀魂74話。アバン見て「お、今回こそ改変期のバカネタ回かしら?」と思ったら一応当たり。んでもそれは今までの改変期バカネタとは逆方向であり、もう究極的に作画の手間をかけない方向でのバカネタである。総集編って言っちゃダメらしいので総集編とは言いません。ええ、言いませんとも総集編とは。…ってェか、ちょっとでも新規作画部分ってあったっけ?


しかしホンマ、素直に総集編を作るってのはプライドが許さへんねやなあ(言った)。何で坂口候一大プッシュやねん。それにハシラの「恒例のBGオンリー」とか「天人って居たなあ」とか「コメンタリ的でいいのか」とか、あーあ言っちゃったよ、的な踏み込んだネタのバリエーションは毎度ながら大したもんですよな。んで構成の未定(いまださだめ)って誰だ。