鶏を煮るに梅干をもってする

●使い残しの梅干を煮物に使う。モノは手羽元、相方は白ネギ、香味に生姜。酒と麺つゆを溶媒として加熱する。溶媒言うな。煮物に麺つゆっての、手軽で重宝させていただいてます。


軽く表面を焼いた手羽元とその他の具材を鍋に入れて溶媒(溶媒言うな)とともに煮るだけ。めんどっちいので毎度の圧力鍋を使い、昼間っから煮上げて夕方まで冷まして喰うことにする。味がしみるからねえうっひっひ、と手をスリスリしつつ煮始めたが、肝心の梅干を入れ忘れてるじゃないか! ああワシのバカ! しかしまだ煮初めて数分であって間に合うと踏んだ! 緊急減圧、空気逃がし弁開放! ぶぴーーーーー!


圧力鍋を途中で開けるってのは、例えば豚角煮の下茹で→本煮込み、というサイクルにおいてもよくやることなんだけど、いやあやっぱこういう「緊急対処」としての行為にこそ似合うエエ音が出るんだよな。エマージェンシーですよですよ、ってね。


…と思ってたら隣の部屋の人がビックリした顔で部屋を覗き込んできた。暖かくなってきてドア開けっ放しなのでそれ自体は異常事でもないが、どうやらよほどエマージェンシーな音に聞こえたらしい。すんませんねえ、通常の調理業務の範疇なんですよ。お騒がせしました。


んで、今喰ってますけど旨いですよ? 骨付きだからか味が深いや。手羽元の骨は取っといて冷凍することにしました。叩いてネギと煮込んでスープにすると良いのじゃろ? 違うの? いいやまあ、そのうちやってみよう。