●メカウデ・11話。一旦退場状態の主人公を、皆の力で復活させるというシーケンス。それを発案し指揮するのがカガミさんであり、そのお題目が「あいつをぶん殴るため」ってのがあざといし、その上でカガミさんはヒカルさんを「友達」と言うのも小憎そい。というか、一応カガミさんと並んで立ってるけどアキさん存在感薄いよ。つまりこの次、最終話に見せ場を取っといてあるってことでしょうけどね。
補助の必要な自分の体、そのアドバンテージを消費してまでヒカルさんの復活に賭けたという、そんなカガミさんはラスボス・フィストさんに身体を乗っ取られることで別の役割を付与される。ここでアキさんが活躍する導線ができた…というか、あんたがやらなきゃダレがやるというこっちゃね。その辺は次回の講釈ということになる。
お約束の流れとはいえ、ほぼ仮死状態のヒカルさんを復活させるために、ムリクリな物理的エネルギー注入と二段構えの心象風景でサポートという手厚いフォロー。この事件に恨みも阿りも無い、ただただ彼自身のキャラのみで主人公張ってるというヒカルさんだからなあ。これでお話を背負って立つバックボーンにはまあ、十分じゃないでしょうかねえ。
