オリーブ・ド・ラブ

●ワタシは写真のことはよく判りませんが、オリーブ色の発色問題読んで思い出したことがある。あのですね、翻訳小説とか読んでると時々「オリーブ色の肌」という表現が出てきますねんな。…オリーブ色なの? 肌が? 宇宙よりの使者? リトルグリーンマン


読んでるとどうも「浅黒い肌」みたいなニュアンスであるようだ。そうかなあ、オリーブの葉はまだしも、あの実でさえ結構な緑色だと思うんだがな。しかしそういう表現が定着してるってことは、歴々そう見る人が多かったってことか。つまり、茶色と緑色ってのは「ある条件下においては」同じように見える色であると。…どうもピンと来ないのだけれど、茶と緑は写真乾板上に色調を固定するという過程においてどうにかしてマギレてしまうほどに「似ている」要素があるのだろう。


一つ思い出すのは我が父のケース。色弱であるとーさんはよく、TV見ながらワシら息子に「この草原は生き生きしてるのか枯れてるのか」と訊いてきた。青々してるよと答えると「へーえ」と言う。人間でもシステム上は似たようなルートで認識してるんじゃなかろか。どっか一つ阻害されると判んなくなってしまう程度の差異っちう、ね。


●オリーブドラブと言えば、ワタシがまず思い出すのは一昔前の米戦車なんですよね。シャーマンとかパーシングとかの色。戦車迷彩に採用されてたってことは、それだけ「曖昧」な色だってことかもしれない。毎度のウィキペたんを見ると、オリーブドラブを作るには黄と黒を混ぜるんだそうな。…確かに茶とも緑とも言えんな。


●あんま関係無いが、「オリーブの首飾り」ってタイトルに違和感がありましてなー。あんなすっぱい匂いのする水っぽいものを首飾りにしてキレイかェ? …あ、あの瓶詰めの実使うんじゃないのか。葉っぱ? 枝? 根っこ?