コードギアス/地球SOS/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ15話。マオのマオである理由とその決着。半径五百米以内に居れば脳内を読み取られるという能力は確かに強く、CCの言う通り思考型のルルとの相性は最悪である。さて、それでもルルは策を凝らす。それはマオの能力と、さらにマオ自身の特性を利用するものであって…。


マオと自分の扱いについてCCを責めるルルさん。何だ、結構惰弱な野郎だなと思ったら「捨てる時に何故始末しなかった!」という理由であったので納得。残酷かつ合理なようで、確かにこれが一番お互いのためではあるのだよな。この言明がCCの行動に繋がる流れは上手い。


善悪彼岸の境界が曖昧であるマオさんのキャラは強烈で、愛する者を「コンパクト」に運ぶために四肢を切り落とそうとする、てな描写なんざなかなか描けるものやおまへんな。常に自己愛的な声を聞いてなきゃ狂ってしまう…あるいはもう狂ってしまっていたワケだな。


ルルさんの知略の駆使ぶりは今回も楽しめたし、恐ろしくも哀しきマオさんの最期は盛り上がったし、新たに契約をし返すという覚悟の二人もドラマチックだった。うん、しかしま、記憶喪失な乳首券の発行でだいぶ霞んだかな。色黒肌で乳首の方が色素薄い、てな定型的ファンタジーはキライじゃねーです。ねーですよ。


Project BLUE 地球SOS・3話。敵の海洋要塞が侵攻の巻。ついでにようじょと触手プレイのオプション付き…だけど、あまりに由緒正しきパルプマガジンSF絵なので、萌えはしませんな。燃えますが。


ふーむ、ちょっと落ち着いちゃったな。疾風怒濤な1話2話に比するとずいぶんのんびりした展開になっていた。いや、じっくり語るは悪いこっちゃないねんけど、そうなると勢い任せ故の描写の大雑把さが出てきちゃうのでねえ。ま、本来は次回の4話とコミで作られてるようなので次回待ちかな。


しかし相変わらずの古臭い設定はやはり燃える。マッド小川真司博士がサイコー。科学こそ至上であり最優先! 敵の脅しになんか屈したりはせぬ! 私の娘ならばいざという時の覚悟くらいしている! ああ、もう、メロメロになりそう。あと、敵陣に乗り込むペラ機が串型双発の双胴機ってのも燃え。あ、こっちは萌え。ああ幻のキ-94(ヘンな方)。あれは低翼だけど。 


ケロロ軍曹。前半は売れっ子侵略者のご威光借りてウッハウハの巻。侵略計画が「風が吹けば桶屋が儲かる」ネタなんだけど、その真髄である「どういうリクツで?」ってとこを完璧に無視するというギャグは新鮮…かも。とりあえずワケ判んなくて面白かった。しかし「パクリじゃなくてリスペクト? あるいはオマージュ?」ってェクスグリはなかなか暴投気味でエエな。…ケロロだし。


後半はクリスティな「誰が殺したクックロビン」な見立て殺人ミステリリスペクト? オマージュ? な話。15分ではもったいないのでは? と思ったが、まァ早々にネタは割れてしまってるのであってこの程度の長さが妥当かな。話自体はエエ感じのキャラ割振りで楽しかったですかね。クルルはやっぱ、面白いからって事態をエスカレートさせる方を選ぶよな。うん。