武装錬金/蒼天の拳

武装錬金15話。カズキさんは呼吸するが如く周囲の生命力を吸収するハタ迷惑な存在となった。幸い一時的にか普通の体に戻ることはできたが、カズキの「通常性」に固執するパピヨンさんは気に入らない。わだかまりを残しつつも事件は一応落着、つかの間のサーヴィスカットでウッハウハの御一統さんであるが、という。


新ボスの紹介と新章への繋ぎっぽい話の割には良く動く回だったなあ。バトルよりも日常芝居とかギャグ動きとか、そういう所に力が入っていた。考え込むちょうちょ仮面さんのキザったらしい動きとかね。うん、こういう所が豊かだと全体的にも豊かな感じがするな。


そしてあいかわらず容赦なくコメディ演出を突っ込んでくる作品ではある。ちょうちょさんのカズキに対するアンビバレンツな愛憎(だよね、もう)なんてのはかなり作品的根幹要素なのに、フツーにバカギャグにされてしまってて楽しいやら可哀相やら。血ィ吐いてぶっ倒れたの見て「そんな体で力むから」って、平静やなカズキさんよう!


水着シーンで、指摘された後は常にヘソ隠し状態な斗貴子さんが実に宜しい。こういう萌やし方って上手いなあ。…以前の回でも「うなじ見られて照れる」ってのがあったね、そういや。


追記。今回どうも音がくぐもって聞こえてて、我が古ビデオのせいかしらと思ってたけど、どうやら放送側さんのせいらしい。あー、そういうことってあるのか。へえ。


蒼天の拳12話。予告の止め絵が須田正己っぽいタッチになってたのでちょっと期待してたんだけど、見事に止め絵だけだった。それも一部でして、あとは如例のクォリティ。うーん、ちょっと残念。だいたい葉さんが包帯取って「ああ、なんと無残な」、のシーンですんげえフツーな顔しか描いてくれないってのはマジでどうかと思うン。盛り上がらないなあ。


さて、拳法家たちの相克は渦を成す。ギ大佐殿が銃を持ち出した時には「弱っちい話だなあ」と思ったが、北斗の拳法家が銃を握れば驚異的、てな仕掛けは面白いと思いました。なるほどね。それにしても霊王がどうも弱いんだよな。強さもキャラもスケールが小さい感じがするよ…もっとゴリ強い感じにならんかな。


ダメサイボーグなヤクザ親分連中は毎度楽しい。鉄のヅラかぶってるので常にふらついてるバカ、とかこういうネタは流石やねえ。