ワンパンマン/キャロル/さらざんまい

ワンパンマン・3話。なんか普通にサイタマさんちに入り浸ってるフブキやキングがおかしい。こういうダラけた人間関係はサイタマの人徳みたいなもんだろうな。んでガロウさんはバングの元弟子で、悪事や征服というよりは「怪人になってヒーローを倒したい」ようだ。手段が目的化しているというカテゴリのヴィランみたい。今回は偶然サイタマに行き会ってワンチョップでヤられてしまったけど、この人多分発展途上中だから…今後どうなるかは、さて。あとガロウさんの拳法によるバトルシーン、流麗で凝った作画でなかなか見どころになってた。…「ワンパンマンの続編」って冠が無駄に視聴側のハードル上げちゃってるのが少々かわいそうではあるわなあ。

●キャロル&チューズデイ・2話。主人公たちが世に出る為の状況固めがいろいろと。寝る前にお嬢さん二人が「好きなもの」を言い合いっこしてるあのガールズトークなシーン、他愛ない情景見てたらなんか知らんホロリと来てしまったのは、このプチ幸せな状況が仮初のものに過ぎないという感覚があるから。…じゃなくて多分ワシがおっさん感性だからだよなあ。若くてシッカリしてて前向きな人が、慎ましやかに楽しそうにしてるとそれだけで「あーがんばれー」とか思ってしまう。チョロイ。相変わらず音楽シーンはすっげえ気合入ってて実に見所。あとSF考証に鹿野司入ってんのね。検索したらヤマトにも関わってんのか…コンスタントに仕事があってよろしございました。うん。

●さらざんまい・3話。今回はエンタさん担当回、スキトキメキトキスな話。ゲイとかホモと言うよりは彼のカズキさんへの心情が割と未分化なんじゃないかしらって感じはする。幼いっつーか、純粋みたいな? よう判らんけど。イクニ作品の登場人物にめんどくさくないヤツなんていねーと思うが、ご多分に漏れずこの人もかなりめんどくさい。いちいち妄想のカズキさんを現出させて現実とのギャップに慌てるあたり、最高にこじらせておられる。その上で「報われない」という繋がりかたなのがまた、ねえ…。あと唐突なラピュタパロが唐突だった。親方! じゃありません。