武装錬金

●新番組・武装錬金。原作は読まず。最近は週刊マンガほとんど読んでないからなあ。


ホムンクルス(人造生命)と錬金術師の抗争に巻き込まれた少年の話。設定とジャーゴン先行のスクリプト、一話にキッチリ詰め込んだ早い展開…と、その手触りはやはりアニメD.Gray-manと似ている。物語の状況を解説するために、何故か到着まで三分かかる所からずーっと電話で指示する、とかちょっと無理のあるダンドリの作り方も似たテイストではあるな。


キャラはキャッチーかつ無駄が無く、流石の和月デザイン。柚木声のふともも嬢ちゃん、しばらくは主役のメンターたる存在なんだろうけど、クールで男口調でつり目でショートと結構なキャラでして個人的にちょっと弱い。荒事後の処理で、主役を説得する論拠がまともだったのも高評価です。主役少年の無鉄砲と対比させるためだろうけど、こういう所で要領の悪い演説されると興醒めですんでね。


正直Dグレと比べて遥かに良いとは思えないが、この曜日はほぼこれ1本だけっぽい感じだからなあ。元々Dグレ1話だって結構楽しかったしね。あの曜日は作品数が立てこんでるから継続に迷ってるだけでさ。アクションも抜き芝居もちゃんとしてるし、うん、ちょっと付き合ってみましょう。


雑感。平野妹さんが慌てて帰ってきたシーン、上着脱いでから胸元パタパタという丁寧で控え目な仕草がよござんした。あと、一話で置鮎龍太郎稲田徹を使い捨てとは贅沢やなあ。