ニンジャスレイヤー/乱歩奇譚

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン・12話。さあ今回は何の話かなーと思ったらロブスターかよ! そんで中の人がツダケンかよ! いちいちナンシーさんが縛られてエロくてこの人も判りやすいな! とか言うてる間にさっさと終了、ははあ二階建てかそらまあロブスターでは間が持たんよな、とブロークンブレイドを見てたらトータスが中尾隆聖なのでへーと思ったりして、待てよこのペースだとこれも終わっちゃうぞと思ってたらまさかのロブスター2。ワシ2はどんな話か知らんかったんだが、相変わらずナンシーさんのえろい姿…いやもうヤケクソレベルにまで露骨なえろになっててもう笑うしかなくて、んで研究員の人がミキシンでヘンな声出してて、あまつさえちょっとビターエンドっぽい雰囲気で終わりやがって何だよこれ。ムチャクチャ過ぎるわ。

…てことで、そうねえ…ううん、ひょっとして今回のワケ判んない喰い合わせはワシ、今までで一番おもろかったかも知れない。どのみちロブスターの映像化としてはこれがほぼベストであろうと思われる。エンディングでも手抜き極まりない絵で出てきたりして、ホンマロブスターはオイシイなあ。うん、こりゃひどい。

●新番組・乱歩奇譚江戸川乱歩没後50周年でってことらしい。ワシ乱歩は読んだことなくて、明智探偵と小林少年がどうこうくらいしか知識は無いけれどね。とりあえず舞台は現代、主役は小林…少年なのかよこの子! 体つきといいしぐさといいてっきり女の子かと…いやまあ、そういう狙いのキャラではありましょうがね。てことで今回は人間イスのミステリ前編という状況。ちょっと面白いなと思ったのは小林さんと明智探偵の関係性で、主従とかメインサブとか言うよりはかなり対等な…お互いどっか異常性を持ってる「同類」っぽい描写になってるとこ。ふむ、主役が自分を判って行動してる作品は好きだ。見ててストレスが少ない。

この二人と対置されてんのはメガネ男の羽柴さん。この人はいかにもヘタレ常識人というか、上記二人のぶっ飛んだ行動にいちいち怯むという役柄ではあるんだけど…どうもそれだけっぽくもなさそうだよね。明らかに小林少年に友情以上の感情を抱いてるのは明らかとして、それが何らかのモチベーションになりそうな気もする。警察の加賀美と中村の両刑事さんは(これまた)常識系とヤサグレ系のコンビ。加賀美さんの常識人ぶりは羽柴さんのとちがってかなり自覚的で抑制が効いており、あーなるほど大人なんだなと判るようになっている。この辺のバランス感覚も悪くないな。

さて。ノイタミナ枠でこんな感じのシカケだとUN-GOを思い出すし、岸誠二監督でフェミニンな主人公で少年ミステリとなると(原作つきだけど)暗殺教室を思い出す。いずれにしてもワシ的には割と好きな方面っぽい。どうせならこの調子で衒学的に韜晦的に、鬱陶しいくらいにやってくれるとワシが嬉しいなと思いました。とりあえず視聴継続。…あからさまに今回怪しいのは中原麻衣声のちょい痛先生ですけど、さあどうなるかねえ。そーか…32歳であのノリとカッコか。そーか。