レッド・ドラゴン

●TVにて初見。ふむ、割と普通の映画だなあ。「羊」のチリチリするような異質さ、「ハンニバル」のヘンチクリンなまでの豪華さ、そういうエキセントリックな風合いは感じられない。よく出来たサスペンス映画ではあります。フツーに面白かったっすよ。レクターがメインみたいな映画になってんのはまあ、しょうがないでしょな。


俳優で一番印象に残ったのはエミリー・ワトソン。美人じゃないがエエ顔してますよね。ラストの泣き笑いなんて大好き。ダラハイドのレイフ・ファインズはちょっとかっこよすぎな気がするな。まあ、顔の造作が「口のキズ」程度に改変されてんのはしょうがないか。ハーヴェイ・カイテルも、うーん…やっぱ前作のスコット・グレンのイメージがねえ。ホワイトカラーの大人しいカイテルってのは面白いけど。まーそれよりもフィリップ・シーモア・ホフマンですよな。ヤらしいデブやらせたら至高のキャラですねえ。


声優は石田太郎有川博堀勝之祐とヴェテランがガッチガチであって、それだけでもう「洋画吹替えやなあ」って感じで嬉しかったっす。あと坪井木の実もね。