ソウルイーター

ソウルイーター2話。1話は本放送見逃したのでアレをソレして追補、てことで2話目から追いつきます。ツンツン髪の自信過剰少年となんか包容力の大きめな名塚声鎖鎌のコンビの話。今回主役のブラックスター少年、途中まではどちらかというと「なんでコイツが話のメインなのか?」て感じのアンダーパワーが目立つキャラだったが、攻撃対象がようじょと判った時点で剣を引く、てなオチ仕掛けで強引にポジティブ方面持ってかれた感じ。多少小手先感が匂うが、それでも上手い。


…この「小手先」に頼ってる雰囲気、なんか全編から感じるんだよな。それは筆の走ったキャラデザインもそうだし、異様に都合のいい世界観もそうだし。ただ、ワタシはそれに対してあんま不満はねえのですがね。ワタシはテクニックや手癖が大好きな人間なので。仏作って魂入れるとは何事か! 魂無き技術こそ至高なり! …いやまあそんなワタシの偏った嗜好は今関係ない。とりあえず、軽くポップに物語を提示するってのも芸風の一つですよ、ってことで。そうは言い条多分、そのうち昏くて黝い要素も出ては来るんでしょうけどね。


あまり説得力もなくいきなり強くなった黒星少年のシーン、天上天下唯我独尊な台詞と岩崎琢のヴォーカル音楽とで、なんかグレンラガンみたいな味わいだったな。ひょっとしてちょっと意識しました? してないか。…しかしワタシにとって岩崎琢っちゃ、未だに愛・超兄貴なんだよなあ。そんなん言うたらファンに怒られたりするんでしょうか。


作画は1話のような狂乱のデキではないものの引き続いて質が高い。ミフューン…もといミフネさんがツツっと視線を走らせるシーンとか、細かいフリの付け方に妙なセンスがあった。動かしやすさに割り切ったキャラデザならば、やっぱ動いてもらわないとね。