●ブラック・ラグーン最終話…って、全然終わってねー！ ちうか最終回っぽくする気なんかハナから無いようですな。予告見たら10月から第2シーズンだそうで、コッチの地域ではほぼそのまんま継続視聴という形になりますか。
さて。敵中に大突入のレヴィとですだよ姐さんである。ですだよさんは超巨大ククリ（グルカナイフ）をぶん回して敵兵士をジェノサイド、レヴィさんも鬼神の如き命中精度で群がる敵兵士をアニヒレート。確かに（一応の）最終回らしく気合の入った作画だったけど、物語の焦点はそこには無い。赤軍オヤジとロックさんの、一種青臭いくせに血腥い会話がこの話のキモである。
そ、達観しているように見えてこのおっさんも実に青臭い。「昔の自分の人生が嘘になるから」未だにこんな稼業してんのだ、という言明。要するに思考停止である。手段の目的化と言っても良い。しかしそのことを自覚もしている。だからこそ彼は戦友を殺さなければならなかったし、あえて「吹っ切る」必要があったのだ。彼はいつか、大きな力となってロックたちの前に再び立ちふさがるであろう…って、もう終りですけどね！
総評…と言うより中間報告だな。最初の頃は「B級アクション映画のマネっこ」がちょーっと板についてなくて、尻のもぞもぞする感覚が拭えなかった。前にも言ったけど、これは原作マンガではそこまででもないんじゃないかな。アニメにして実際に動かし、喋っちゃうと目立ってしまう違和感なんだろう。
しかし回が進むにつれて違和感は薄れていった。こっちが慣れた、ってところが大きいと思うんだけどさ。アクションや悪漢小説的な要素の切り出し方が上手くて、見ていて楽しいし飽きなかったですよ。…うーん、「コヨーテ」もこんなことをしたかったんじゃないかなと思うんだが。結局最初の印象と反対に、この作品のほうがはるかに「何かを見せる」ことに成功しちゃったなあ。
…未だに豊口めぐみの伝法口調は、時々辛いなあと思っちゃうんだけどね。まあ、今の若手さんであの台詞を叩きつけられる人はそんなに居ないか。とまれ、10月の第2シーズンが楽しみです。てことで多分この項つづく。
●ケロロ。今までずーっとほっぽらかしだった期限ネタ、それがやっとまともに語られる回…の、プロローグでした。あーまた今回もくっだらねえバカネタか（←嫌いじゃない）、と思わせておいて、ちゃんと大きな話の仕込みになってたのは少々意外でした。ま、次回どうなるかはまだ判らんですがさ。やっぱりくっだらねえバカネタかもしれんし。
ちうことで本編は神頼みが実現してしまいかけるというお話。状況に乗っかって新興宗教を開いたケロロたちが、「これホンマに当たるじゃん」ちうて自分で祈りだしたのはバカで良かった。あと、毎度のギロロいじめとして「ギロロ脂を絞る」というのをやってたけど、謎のサザエさんハウスで拷問され続けるギロロがえげつなくて宜しい。
さて、なんか映画版由来っぽいキャラが出てきてどうですか。つづく！
