コードギアス/ケロロ

コードギアス 反逆のルルーシュ12話。いつか来るであろうと予測されていた事象、ゼロとルルーシュの世界が錯綜し始めること。「正義の味方」としてのゼロの行動は、級友の親を殺すという形でルルーシュの世界を侵食しはじめる。さて、どこをどう割り切ればよろしいか…って、ワシなんか一話飛ばした? 知らん内に日本解放戦線が崩壊してたようだが?


ここにきて虚栄的学園芝居の意味が重くなってきた、ってことですかね。前半のラブコメ話の軽さが後半の重い展開に良い寄与をしている。キョウト重鎮とのくだりは、「何や結局便利ツール扱いかィな」という感じではありましたがね。「征くか、修羅の道を」って、なんか元ネタありそうな気がしたが気のせいかもしれない。


一方で順調に壊れてってるメガネおさげさん。プリンセス見ながら一人エッチという描写は、センセーショナルな話の扱いに長けている谷口監督らしいなあ。エロサーヴィス的描写と言うよりは、このお嬢さんの昏ァい情熱による「ヤバさ」が前面に出ていてなかなか怖いシーンだった。シーン前後の「普通」な感じも上手い。


ケロロ軍曹。正月一発目ってことでEDをリニューアル、今回は吉本とは関係無いのかな。映像は以前やってた「ケロロ小隊でアニメ作り」の延長線上か。…ワシは興味深かったが、客観的に見てなんか手抜き臭いな。エエけど。


さて、前半はケロロの勘違いでご一席。寝正月のダメ人間加減がエエ感じにリアルで良かった。良かった? まいいや。割と気合の入った妄想シーンはともかく、ケロロの戦闘メカが何故かCBアーマー風味なのが割と謎だった。ダグラムデザインにラウンドフェイサー色。ダグラムネタって今回他にあったっけ?


後半は恒例のギロロいじりの回。話の筋としては登場人物誰もいじってなくて、内面の声としてのナヨ女声を出させるという「脚本上のいじり」なので、正確には中田譲治いじりと言ったほうがいいかな。そーゆー点では結構堪能いたしました。しかしケロロ小隊に大挙して年始挨拶…って、奴らそない人気あったっけ?