XXXHOLIC

XXXHOLIC・20話。写真は動くのである。その内容が自分にとって好ましくない場合、捨てるの何のが適わない場合、侑子さんの魔手に落ちることとなる。久々に喪黒属性全開の侑子さんの登場。


ってまあ、例によって思わせぶりな言辞で飾り立ててるものの、例によって骨子自体はヒネリのないお話なんですけどね。ワタヌキさんが写真に歩み寄るシーンとか、かなり慎重な間とタメがあって「イヤな雰囲気」ってのはよく出ていたな。彼がこの事件についてどう感じているのかがよく判るように演出されている。


勝手に動いて自分の殺人場面が見えてしまう写真。ドラえもんにこんな道具あったな。つづきガスだっけ? それを消す対価として「あんたが他のあらゆる記録メディアに映ったらばれるよ」という半トラップを仕掛けるんだけど…やっぱオチが中途半端ですよね。なんでその対価なのかが腑に落ちないし、オープンエンド気味に終わるからインパクトに乏しいし、そもそもなんかショボくないか?


絵的には妙にちちが印象に残る回でした。侑子さんの服装とか、入浴シーンとか、わが身かき寄せて苦悩する依頼者の「乳、寄せまっせ〜」状態のポーズとか。あと、ワタヌキさんはあそこまで一人上手な行動するとADHDと診断されちゃうぞ。


えーとあと、「写真は主観も感情も無く、真実のみを写しだす」ってのは流石にナイーブ過ぎる感想だと…あ、侑子さんが言うんだから「そう」なんですか。そうですか。じゃいいです。