XXXHOLIC

XXXHOLIC・23話。あれ、これで最終回なの? なんか次回もあるみたいなんだけど…と思ったら、次回は外伝だそうな。てことで、実質上これがシメの話でも問題はない作り方になっていた。


承前。牡丹燈篭状態のワタヌキは、それでも玉川紗己子の年増との逢瀬を止めることができない。彼女を悲しませたくないから。また年増の方も、ワタヌキの衰弱に心乱れつつも逢わざるを得ない。判っていながら破滅へと向かう二人、というのは定番ですな。


この女性がなんであったか、また何ゆえワタヌキを衰弱せしめたのかは結局語られることはない。この作品はこういう処理多いね。語られないからこそ浮き彫りにされる事象がある。それこそが(作品内における)本質である、と。


年増アヤカシがその心を決めるシーンで、非常にレアな「目のハイライト」が見られたのがとても効果的だったっすね。この瞬間、このキャラのみにリアリティが発生した感じがしました。一番リアルじゃない存在にこういう演出をつけるのはちょっと面白い。


総評…はまあ、来週にするか。とりあえずワタヌキさんは、ちょっと元気ないくらいで普通の人だなあと思いました。