ゼーガペイン/財前

ゼーガペイン17話。敵のトロイの木馬式侵攻、生身のねーちゃんが乗り込んでくる。戦う理由を知るために。「失いたくないものがあるから」という理由を聞き、ならば我らに理解できないはずだ、そんなものはすでに無いのだから…とひとりごちる敵の人。そのとき見ているホルマリン漬けみたいな人間は、アレは何でしょうね。それこそかけがえのない物じゃないのかな。


ファーストコンタクトモノ、でしたね。異質な存在との第三種接近遭遇。個人的には、今までずーっと理解不能な言語を喋ってた敵が、冒頭から普通の日本語になってたのは残念かなあ。一瞬でも「相手の言語体系に合わせる」などの描写があると良かったけど。


ゆかな声の敵の人の異質性と圧倒的な強さは良かったけど、(なんか色んなフラグが立ち始めた)副会長が襲われてるシーンをはじめ、「みんなボーっと見てるだけ」って状況が複数あったのはいかんな。何かしようよ。


しかし…カミナギさんは受難が続くねえ! ロスト→限定的復活に続いて「敵によるインプラント」ですか。予告によると情動部分が乖離しちゃったようだが、それが敵の言う「完全な状態」なワケかあ。…この辺の容赦の少ない展開は、何となく米国連続作品っぽいすな。


…あのAIさんは生きてるよね? よね? 再インストール言うてたし、ね?


内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎2話。あ、見ちゃったよ2話も。んで内容については特に突っ込まない。キリがないから。突っ込みのまとめサイトでも作るってんなら別だけどね。


…ただまあ、前回ほどの理不尽さは少しだけ抑え目だったので、逆に物足りない感じは残ったかな。1話で意味も無くF-14からエアボーンしたのの呼応か、意味も無く潜水艦から現れたシーンはちと笑った。これ、ランニングギャグなのか? 次はバカが戦車でやってくるのかな。その次は多分ICBMに乗って来るな。


ま、ヴェテラン演技派声優のヤケクソ芝居を堪能する分には実に豪勢なアニメではありました。冒頭のナレーション、誰やと思たら辰兄ィなのね…。


作監に井口忠一。久々に見た気が。確かに、1話のような見事に狂ったパースは無かったけど…。しかしホンマ、なんでこんな作品になっちゃうのよさ。