コヨーテ/桜蘭/無敵/カペタ

●この曜日はとうとう視聴アニメが4本になっちゃったなあ。またどれも切りにくい…。とほほ。


コヨーテ ラグタイムショー4話。うーん、やっぱこの作品に「話がザル」とか「脚本がゆるい」とか言うのはヤボなのかなあ。でもさ、そういうB級ノリならそれでもっと勢いとかがあってもいいと思うんだが。


みんなで強盗手口の映像を見るんだけど、イマイチ「義眼の映像を残しておく」という必要性が感じられないんだよね。映像じゃなきゃ判らないギミックとかが見当たらない。フツーにスワンプが語ればいいこっちゃないの? そうすれば劇中ずっと気になってた視点の混乱とか編集したのは誰やねんとか気にしなくていいし。義眼カメラがあるのに写真撮ってるシーンもよう判らんな。


必要性といえば、金庫をルービック12面体にする理由も判んなかったなあ。何かのハッタリなんだろうけど、その前に「?」マークが立っちゃって違和感を拭えず。それと、ずっと引っ張ってた「ゲートでの本人確認用の掌文が手に入らなかった」というネタ、まさか「実は横道がありました」で済ませるとは思わなかった。コントかよ。


さらに何だかんだで結局「輸送時に横から頂く」ってやり口も拍子抜けですよな。非常時になったら屋上から現金が出てくる、ってなあ。あんなミッション全部要らんやん。


あと、スワンプとブルースが並んだらほぼ同じ身長になってんのは、レイアウト時に違和感を感じなかったのか? もっと上手くごまかしてくださらんと、気になってしゃァないよ。…とまあ、どうもごまかし方がぎこちないんですよね。上記の不備も、ちょっと気を使えばなんとでもなると思うんだけど。…うーん、ちょっと辛くなってきたな。大丈夫か?


桜蘭高校ホスト部16話。幼馴染はすっげえいい人で、双子の人はすっげえヤな人、というお話。でも視聴者はすでにある程度双子のアレコレを知ってますので、「ああ、不器用なんだな」と思えるようになってる。上手いね。しかし双子、あんなけ性格が違うとは思わなかったな。


話はベタなんだけど、ハルヒの見事な女装っぷり(←だから突っ込まない)やら環先輩のバカオヤジぶりやら、眼福要素も多くて楽しかった。「昔の友達ってそんなにいやなのかな」と不思議がる幼馴染くんの言葉がなかなか深くて、感心しました。


●新番組・無敵看板娘。原作は結構好き。なるほど、これが噂の嘘っぱちOPと大塚康生EDか…。OP、こりゃ確かにすげえや。一体どこの世紀末覇王伝説やねん。大塚さんはひょっとして、これで現役最長老アニメータなのか? 


さて本編。うーむ、事前予想通りキャスト陣はなかなかのはまりっぷり。大戦鬼生天目もさりながら、最兇パン屋娘の小清水がドンピシャで笑う。素晴らしい。


がしかし、話のテンポが少々タルいかなあ。出前で土手を歩きつつ悩むとか、そういう日常シーンは丁寧でいいんだけど、こと暴走シーンになるとその丁寧さのおかげでワンテンポほどカットが長い、気がする。もちょっとムチャに乱暴に演出してもいいんでないかいな? ま、これはこっちもそのうち慣れてきそうな気はするけど。


とりあえず楽しかったので良し。…どうでもいいけど、チョーク投げのチョークCGだった?


カペタ43話。またもや実戦中に驚異の成長を見せるカペタ。今までの遅れを取り戻さんとして吼える、猛る。トップのリョウを見据えつつ、しかし脳裏に浮かぶのは源ライバルくんの姿のみ。…リョウもかわいそうなヤツよのう。究極的には相手にしてもらえんか。


しかし結局、トップは取れなかったカペタ。同じマシンで、同じ条件でリョウに負けた。これは流石に堪えたと見えて、汗の湯気がまるで闘気オーラのごとく立ち上る…ってのは少々やりすぎっぽかったか? 


絶望の後の開き直った大追撃のシーケンスはなかなか燃えた。音楽の盛り上げも見事で迫力のあるシーンとなってましたねえ。あと、もなみさんの呪いの声、音響的に効果的に怖かった。あっちゃこっちゃから聞こえる菊地美香の声…。ヘッドホンだから恐怖感倍増でした。