コヨーテ/カペタ

●あー、今週は無敵看板娘桜蘭高校ホスト部も無いのか。たーだでさえ遅れてるのにィ。ちぇ。


コヨーテ ラグタイムショー10話。戦争状況の地上を後にして、一行は地下へと進む。行く先にはお宝と惑星破壊爆弾。一方でミスターはアンジェリカを救出し、ほんじゃま一時的休戦、ついでにラブ、という流れである。


このところ作画はちょいと大人しめだったけど、今回は色々と派手なシーンとかあってそこそこのアイキャンディ。踊りまくるミサイルの煙や爆炎が、ちょっと懐かしい感じのタッチで楽しい。その懐かしさってのは、個人的に戦闘機デザインもそうだなあ。主翼の後退角が少ないカナード付きエンテ機。最新鋭とか未来的というよりは、オネアミス世界の飛行機みたいな。


生首じゃなくなったメイさんがアンジェリカに肩入れするってのは判らんでもないが、うーん…やっぱし「甘い」よな。それはそれ、これはこれがプロの戦闘組織じゃなかろうか。そこまで情を許すほどのエピソードが不足してたように思うン。


その一方で言わずもがなの描写が多くてテンポが悪かったり。敵陣地侵入に当たって「正面からはムリだ」「やるか」「おう」物陰でドカバキで敵戦闘スーツに着替え、ってシーンとか、ビショップの通信を律儀に「おう。…うん。おう」とかずーっと受けてるシーンとか、要るか? 厳重警備の絵を見せて、カートを押す怪しい兵士…箱からチラリと覗くフランカ、でいいじゃん。


さて、そろそろクライマックス近しの感はありますな。色々と仕込みネタが展開されてくるのだろうが、座して待ちますか。


カペタ49話。フォーミュラステラにナオミ参戦。これでカペタとリョウとで三つ巴、にはならない。源ナオミさんの「格」は桁が違う。しかし、そうさせたのはカペタの存在。そしてリョウの奮起もカペタが理由。戦いはまだ始まったばかり。そしてその至高の時間は、唐突に終りを迎えるのである。


今までもナオミさんはツンデレだとか、カペタはヒロインだとか言ってきたけど、…ことこの話を見ると良く判る。これ、構造としては実に真っ当なすれ違いラブロマンスモノなんだな。ナオミさんは学園一の高嶺の花だが、何故か本人は山だし小娘のカペタちゃんを気にかけている。リョウ子ちゃんはそれが気に入らないが、やがてカペタちゃんとお互いを高めあうライバル関係になる。そしてやっと一緒に踊れる舞踏会、しかし! ナオミさんは親の都合でイタリア留学へと旅立ってゆく…。


バカ話は置いといて。しかしここで運命が二人を引き離して、どうなるのかなあ。もういっぺんくらいガチンコで戦わせてやりたいところなんだけど…。