桜蘭高校/カペタ/ハルヒ

桜蘭高校ホスト部6話。潜入捜査で変装してるハルヒを見て「ああ、女装だ倒錯だ」…あれ? すっかり毒されておるな、ワシ。なんか微妙に声の高さも違うような気がするが。


さて。環先輩の押しかけ弟子となりし生意気ガキ。…生意気ってェか他者に対する感情移入が出来ない子みたいで、んでまあ、弟子入り理由は「ある特定の子に」感情を伝えたいと。ならばホストとしてじゃなく男として相手に当たらんかい! と諭す環さんであった。


今回ちょいと絵が硬質だったなあ。動きのテンポの良さが控え目になると少しアラが目立つね。にしても吉住梢の人は毎度あんな感じで出てくるのでしょうか。強力モータでせり上がり。…日曜吉本新喜劇オクレ兄さん扱いやな。


カペタ34話。ここに至って根谷美智子声のお姐さん投入であるか。どうやらもなみさんをスカウトに来たゲーノー界の人のようで、ははあ、カペタのために苦界に身を沈めるってェワケですな(違います)。


今回はアホボンオンステージ。病院の外にまで漏れ出る不気味オーラとか、妙な属性が付いてきた。しかしこの人、初見時は定番の金持ちイヤミキャラかと思ってたが…気付いてみれば、カペタの前進の要所々々で重要な役割を果たしている。意外なキャラになりましたね。次回さらに活躍予定…か?


冒頭のもなみさんテニスシーンが突発的に良い絵だった。よく動いてるしかわいいし、また内面のイライラ感もシッカリ出ててよござんした。


涼宮ハルヒの憂鬱8話。孤島ミステリ解決編。続きものアニメの「ホンマの事件ではあきまへん」シバリがありますよってに、フェイクであることは自明。それをどう飾り立てるか、ってとこで力量が問われるんだけど…うん、なかなか上手いもんですねえ。捻り方やオチもソツが無い。


そういう趣向の話であるせいか、今迄にもましてレイアウトや効果が凝っててその辺も面白かった。不安定な構図や色使いが効果的。しかし「長台詞のシーンは下着や脚を映す」というのを見て、色々苦労してんなあ、と思ってしまった。


極限状態のハルヒさんが常ならぬ「弱さ」を出す、というベタさ加減もよろしい。ただやっぱ、暴風雨の崖では下手したらホンマに死んでたよな。なんか色々仕掛けがあって死なないんだろうけどさ。


なかなか部屋に入れてくれない長門さんは、モンティパイソン聖杯映画のバカ衛兵を思い出した。…知性ベクトルは逆方向ですけどね。