コヨーテ/桜蘭/無敵/カペタ

コヨーテ ラグタイムショー5話。どうしても通らねばならない中継点、色々テを尽くして潜り抜けんとする御一統。されどお邪魔虫はあちこちから…てなもんだ。


前半はとにかく「喰うこと」に特化した演出で面白い。こっちは温かい家庭料理、あっちは豪勢に寿司折を山盛り。取引の符丁も秋鮭だしね。…ちょいと握りがデカいような気はするが、宇宙時代の握りはあれで標準なのか? 先祖がえりやな。


この喰ってるシーンもそうだけど、銭形アンジェリカさんがとてもむちむちしてて良かったです。キッチリとスーツを着込んでいるのに、それでも判る量感肉感。このハクリキで主人公たちを追い回すので、なんか知らんが眼福々々。


脚本のユルさは如例…だけど、なんとか「定番」の範囲内に収まってたのでまあよし。しかしなー、一般人の目の前で臆面も無く「グレイスランド攻略祝いだ」とか叫ぶなよう。


桜蘭高校ホスト部17話。冒頭いきなり、逆光で腕組んでメガネ光らせた立木文彦。おまけに直前のCMが「どっちの料理」の立木ナレ。笑うなって方が無理だ。


ちうことで今回は鏡夜先輩の担当回、庶民デパートでハルヒと擬似デートの巻。多分に意図的な「偽悪者」としてのキョーヤ先輩のペルソナを、ハルヒがゆっくりとはがしてゆく。それでも安易に崩れないキョーヤさんはいいキャラでんな。「それなりに興味深い感想だ」の繰り返しも決まりますね。


デパート屋上でのヒーローショーで、何故か吉住マネージャが大活躍。意表をついたタイミングでの「強力モータ」にヤられました。


…以下全くの蛇足。鏡夜先輩のハンバーガー講釈はその通り! ナイフフォークでバーガーを喰うマナー講座なんてのがあるらしいが、もう頭痛いよねえ。何のためのバンズですか。そういう場でバーガー出す方がおかしいんですがね。


無敵看板娘2話。永遠の挑戦者・西山勘九郎登場。エターナルチャレンジャー、と言うとなんかムアコックみたいやな。檜山修之は鬱陶しい語尾の「ニャ」も含めてイメージばっちり。やっぱこの直情バカが出てくると話が締まる。うそ。無駄に拡散する。素晴らしい。


つーことで美輝vs勘九郎で前後編。新キャラ出てきていきなり左腕骨折、続いてオチに右腕骨折とインパクト十分の前半と、怒濤の如くバカにバカを重ねつづける後半、という濃厚な構成でお腹いっぱい。テンポも良かったなあ。


特に後半。勘九郎国電パンチ(違います)に対して美輝が繰り出す新幹線特急拳、もう思惑通りのギャグ破壊力で素晴らしい。檜山声で「がたんごとーん!!」が聞けただけでも幸せである。このまま実に古臭いテイストで突っ走ってって欲しいものです。


カペタ44話。さて、レース学校はひとまず終わり。リョウの優位を覆せないまま、カペタは座して結果を待つのみ。鬱々として気の晴れないカペタだが、お子様レースの監督作業を通して、自らの意思の力と向き合ってゆく…。


うーん、ちょっと詰め込みすぎたかなあ。カペタとレースとの関わり話と、ノブの必死のマネジメント努力話と、もなみさんの「実は歌でもイケるんじゃね?」話。それぞれが食い合ってて微妙にもったいない感じ。しかしもなみさんの「これが自分のやりたいことなんです!」ってのはちと唐突だなあ。そんな軽くてエエの?


…と思ったら、ああ! ED変更であって菊地美香が歌うのか。…その、まあ、色々と納得。