素晴らしきかなあ、人生

●大学の部室に行ったら、後輩の人が一人だけ居て筆で何か文字を書いている(そういう活動もする部である)。その女子はワタシが入ってきたのを見て何やら固まってる様子であって、ハテ何を書いてんのかなと見ると「努力 根性 妥協」とあった。…ナイスフレーズ! うーむ、良い文言じゃないか! 素晴らしい。 


女子の人言うに「ああ、ビックリした。しかし不幸中の幸いですよ。現役に見られたらすごく恥ずかしかったところでした」…むう、ワシならエエんかえ。


●帰りっかかりにふと学生棟の横を見ると、ウチの部員少々がシート広げて酒呑んでいる。ふらふら寄ってってご相伴にお預かりする。「何でまたこんなとこで昼間っから呑んでんの?」と訊くと「天気がいいので」と仰る。簡潔にして頭悪い。素晴らしい。


引き続いて久々に何の益にもならない頭悪い会話をする。ああ、脳細胞とシナプスが退化してゆく感覚が…。ちゃんとワタシに付きあってくれる後輩の人も偉いね。みんな素晴らしい。


●ウチでメシ炊いてたのを思い出して中座。帰宅してメシを喰うことにする。大粒納豆にネギと大根の浅漬けを刻んだのを入れて混ぜ、炊き立てご飯にぶっかけて喰う。素晴らしい。…ふと思い出して財布を見ると、昼間の地べた呑みで割と散財しちゃったのに気付いて少々凹む。ああ素晴らしい。