コヨーテ/桜蘭/カペタ

コヨーテ ラグタイムショー2話。OPとED付き。OPは多分、意識的に80年代的な古臭さを盛り込んだ活劇風音楽とアニメ。いいんだけど、ちょっと平板な感じ。EDは…やってくれますな、この作風でも人形アニメにしますか! 一本気やなあ。


さて。アジトのバーに戻ってきたミスター御一統、バーを切り盛りしているロリ娘を連れて旅立つの巻。義理に篤くて頼りになるが、友の忘れ形見ロリにゃちょいと弱い。ミスターのそういう「エエ男」っぷりはよく出てましたね。…ただ、OPと同じく演出はちょっとメリハリに欠けたかなあ。要所要所でタメなり力点なりが欲しかった。冒頭の喧嘩シーンとか、もっとおもろくなりそうなのにな。


絵は今回もいいっすねえ。とりあえず女のしとは尻から見せたりしてな。妙に良く動く口の作画がちょっと独特だった。今んとこ「連続して何かを物語る」という意思の感じられる作品なので、もちょっと付き合ってみましょう。


桜蘭高校ホスト部14話。ハーストになろうとして圧倒的に力量不足の新聞部、ホスト部を追っかけまわすの巻。捏造記事ばっかで人気がない新聞だそうだが、えー、充分おもろそうやんかいさ。…ま、お上品学校だからそういう需要は無いって事かな。


うーん。敵たる新聞部があまりにも「弱い」ので、どうも盛り上がんなかったかな。弱いってのは力量や意思だけじゃなく、キャラが。新聞部が何をどう企もうが、この作品の構造上どーにも勝てそうにないんだもんな。もう絶体絶命状態の新聞部部長を、ホスト部総がかりのオーバーパワーで叩き潰しにかかるもんだから、なんか哀れに思えてしまいましたよ。


相変らず環先輩の阿呆加減は楽しすぎるので、そこはもう楽しみましたけどね。庶民アピールしてチラチラハルヒを見るシーンとか最高。ハルヒの「うわー…。何かこっち見てる」も身も蓋もなくて良い良い。


カペタ41話。レーススクールも終盤、カペタはその「進歩力」を遺憾なく発揮する。前へ、先へ。人馬一体の彼を妨げるものは無い…ように見えたが、好事魔多し、致命的なクラッシュをしてしまう…。


やっぱフォーミュラの車はCGでの描き甲斐がありますな。パース付けて目の前を通り過ぎる絵とか、カートとはハクリキが違う。「大きくて重くて大馬力なメカ」の感じはCGならでは。あんな面倒な形、手描きじゃどうしても誤魔化さなならんからねえ。


快調なカペタを見てお父んの後悔。カペタの力量はとてつもない。親として保護者として、自分はその未来を閉ざしつづけてきたのではないだろうか。今後はなんとかこの力を思う存分使わせてやりたい…、と思った矢先にクラッシュをさせる展開は意地悪くて上手いなあ。…しかしこのアニメ、どこまでやるんだろ? レースデビューまで行かんよね?