カペタ/桜蘭/ハルヒ

カペタ36話。っと、ここにきてOPも変更。パワフルで前向き、絵も曲もなかなかこの作品に合ってますね。…ってか、新キャラもチラホラ見えますな。あれは女の子レーサーかな?


さて、本話サブタイトルが「アイドリング」、まあそういう話。もなみさん、ノブ君、おとん、それにカンサイ社長、それぞれの立場によって苦境のカペタを支えている。無論カペタも安穏としてはいない。いないどころか、その心の逸りはもう抑えられない…。


弱小チームのカペタだが、その突破口は見えつつある、のかな。とにかく雑誌の特集に載ったのは面白い展開かもしれない。あと、やっぱしアホボンは欠くべからざる要素ですな! カート貸してくれるなんてのは大概な心意気ですぞ!


小さなレゴブロックで通じる父子の感情、この辺の小道具使いは上手いですね。


桜蘭高校ホスト部9話。初っ端の様式美ィな絵を見て、ははあ最近少なかった「ウテナ分」の補充でもされるかな、と思ったら「出崎分」だった。ホスト部設立以来の強敵襲来、その名もロベリア高校ヅカ部! 止め絵で3回パン! ♪ロォベェリィアァー! わあヘンな人出たー!


…という話。いやー、楽しかった。あまりに完成された様式的バカキャラたち。それに打ち勝つには、ってワケであろうことかストレートなバカキャラ返し、ほぼカオスと言ってよい状態にまで事態は進行する。その中において、唯一マトモな感覚を持つハルヒでオトす。うん、正しいねえ。


本筋と全く関係のない「猿とバナナ」のくすぐりで要所を〆る手管が見事で、ワタシことごとくハマってしまった。あと「ヅカっぽい三人娘キャラ」というお題で、斎賀みつき山田美穂笹本優子、というキャスティングは流石プロの仕事だわ。もううなずきまくり。


追記。…そうか、山田と笹本でストゼロ女子ライバル同士だっけか(かりんとさくら)。ま、ゲームのアフレコで顔合わせはしなかっただろうけど。


涼宮ハルヒの憂鬱10話。ええと、土曜日に三人で…? あそうか、アノ話の続きですか。てことは割と初期の頃で…、ええいもう鬱陶しいなあ。そういや確かに、あの太眉嬢ちゃんはアレ以来出てなかったっけ。


まあそれはともかく今回単品としては、いつにも増して良く動く大立ち回り作画が見所でしたな。超越的存在二人がまぬけ空間で大バトル。背景やレイアウトの妙テケレンな凝りようとか、見返すたびに色々と発見がありそう。


話順シャッフルによる感情移入の阻害や、物語的限界が判んない事による緊張感の喪失など、今まで感じてきた欠点は相変らず。なんでもアリならドキドキもしねえやな。まァこれらの不備、というか「意図的なよそよそしさ」も、ある種の手触りにはなってるんだけどね。