桜蘭高校/カペタ/ハルヒ

桜蘭高校ホスト部2話。部室(音楽室)を熱帯ジャングルに改装してあっはんうっふん。楽しそうだなおまいら。金持ち野郎どもの中にあって、坂本真綾ハルヒがギリギリこっち側の視点を持ってくれてるので辛うじて有難い(日本語がヘン)。豪華な食事と聞いて「大トロ」と答え、哀れみを受けるハルヒさん…。大トロの何が悪いとや! 何が悪いとやあ! ちくしょー!


ええ、さて。ぶきっちょなカポーの仲を取り持つホスト部である。相手の気を引くアテツケに、ホストをとっかえひっかえするお嬢さん、というのは何か生々しい。「高校生のごっこ遊びですよ」というのがエクスキューズになってないからなあ。二人に最高のダンス舞台をプロデュースして大解決…ではあるが、要するに晒し者だよなアレ。リアクション芸が求められるところだ。


うーん、外野の人間としてはノリについてき辛いところもあるけれど、やっぱ楽しい作品ですねコレ。コメディもシリアスも軽みとテンポがあってヨロシ。…個人的には、ハルヒ追っかけお嬢さん方が気になります。何かええやん。


カペタ30話。大荒れのレース展開。突然の雨はドライバーから容赦無くコントロールを奪い、一人また一人とクラッシュアウトしてゆく。ボロカートのカペタには不利も不利、運命は決したかに見えたのだが…。


なるほど、あの片輪走行が伏線になってたとは思わなんだなあ。キッチリと理屈で展開を構築する手際は見事、その上でアツい演出を乗っけてくるので否応なしに引き込まれますな。「目がかすむ…!」の時のカペタ、既に主人公の顔じゃない。レース終わったら五六歳でも老けてるんじゃなかろか、てな鬼気迫る表情でした。うん、順調に面白い。


涼宮ハルヒの憂鬱4話。あ…れ? いつの間にか人が増えてて一ヵ月後? 前回のヒキは何だったの? 「いやー地球滅亡とか何とか大変だったなあ」って田丸浩史かよ! んで脈絡も無く素人草野球をするってゆうきまさみかよ! ってことはマリアナ伝説?


というワケで話順をシャッフル、前回の続きは次週らしい。キョンさんの言葉を借りれば「ムダにややこしい」。いやマジで、これは何を狙ったものか? そしてそれは効果的といえるのか? …まあその、ワタシとしてはこういうスカシネタは嫌いじゃござんせんがね。


本編。エエとこで「タッチ」もどきのBGMがかかるとか、「呪文一発でホームランで11点、という安易な安易なシナリオ」のメタ的なギャグとか、その辺はエエとしても…お話自体はどうも薄かったなあ。ヘボ集団が卑怯な手を使って真面目球児たちを蹂躙する話、でヒネリも何も無いし。しかしどーあっても無辜な一般人を不幸にしないとあかんのな、このお嬢さんは。


とりあえず、ハルヒさんが不機嫌になると世界が破滅するらしい。それは実に頭の痛い話ではある。…どっちかというと、悪役ラスボス的設定ような気がせんでもない。