エウレカ/びんちょうタン

エウレカセブン48話。デューイの地球静止作戦は発動され、その尖兵として地下深くに送り込まれるアネモネレントンエウレカは破滅への一閃を阻止できるのか! 来たと思ったらすぐどっか行っちゃったゲッコー号(+1)はどこ行ったのか! そしてヘタレドミニクの声は、ああその声はアネモネに届くのか!!


シチュエーションや道具立てのドラマチック加減はなかなかであったと思う。もう何もかも手遅れなのだとアネモネが吼えたその瞬間、ドミニクの声が空に響く…とか結構キュンと来ましたよ。でもねえ、何故なんでしょうねえ、どこもかしこもこんなに「唐突」だらけなのは。だーかーらー、今まで50話近く準備期間があったんじゃねーのかよーい!


アネモネがあんなしおらしい内面を抱えてたというケがあったか? ゲッコーステイトと離反兵士たちはいつの間に軽口叩き合えるような仲になったのか? 何より、アネモネの声をワンセンテンス聞いただけで「かわいそう」と泣き出すお子達の描写にはちょいと頭を抱える。尺が足らなかったんだろうけどさ、アレか、テレパシストかキミらは。あと「LFOたちが自立稼動する」っていうギミックも、もうちょっと上手い事エピソードを作っていけたのではなかろうかなあ。


というまあ、諸所のどうにも奇形的なバランスに目をつぶれば、上記の通りエモーショナルな展開で良かったんですけどね。しかしドミニク、まさか身一つで空から降ってくるとは思わなかったよ。…申し訳無いがあのシーンだけは少し笑った。


びんちょうタン5話・6話。相変らず日雇い労働者なびんの人たちである。ワシが言うのも何だが、ちゃんと定職に就く努力もした方が宜しいぞ。余計なお世話である。…しかしまあその、必死で仕事してる姿はいじらしいなあ。泥はね受けたり折角の着物をけなされたり。細腕繁盛記。


なんかこの作品、結構エエ所で作画安定してますよな。もさもさと割烹着を着るシーンとか、そうでなくてもただトテトテ歩いてるとことか。しかし新キャラ、れんタンという名で墓場属性。…そらちょいとヤバくないか? 


●…蟲師が無い週末、ってのはちょいと寂しいなあ。結構ワタシの習慣に根ざしちゃってたのねえ。