練馬大根/Blood+

練馬大根ブラザーズ11話。一家逃散状態になった三人を憂えて、森久保とカラクリは一芝居打つこととなる。あえて悪役を引っかぶるカラクリ姐さんが健気。アレだ、泣いた赤鬼だな。芝居中の銀行強盗シーン、いきなりいつもの森久保祥太郎にもどってたのがおもろかった。


なんだか焦点のハッキリしない語り口だなあ、と思ってたら、満を持してライオン総理の大登場。夕日をバックに空飛ぶ議事堂、マドンナ議員を引き連れて、「ソーリーソーリー、アイム総理ーィ♪」てな酷い歌とともに降臨する。このシーンは満点だなあ。


「私は…練馬を民営化します! (ジャジャーン)」…バカネタここに極まれり。さっき歌で「練馬は国のものー♪」つってたじゃん。ワケわかんねーぞ。てなワケで、ラスト近辺はなかなか素晴らしかった。


Blood+24話。ディーヴァのムチャな強さに成す術のないサヤ一行。残忍で無邪気で絶対的に強いディーヴァ、なかなか良いキャラだけど、個人的にはもうちょっと「作為」の無い性格だった方が好みやな。ちょっと卑俗寄りな感じが「弱さ」になってる気がする。


二人の戦闘シーン自体は通り一遍の演出以上ではなかったなあ。折角地下迷宮という魅力的な舞台に来たのに、あんまし戦ってくれないし。


究極の選択下において、リクをイモータルにしてしまうサヤ。あー、やっぱリクはジョーカーっぽい役割になりそうですかな。…しかし今んとこ、ディーヴァ/リクの声が矢島晶子で共通な理由は判らない。あの歌の声質とぜんぜん違うのにあえてそうしたんだから、理由はあんだろうけどねえ。ソロモンの後釜にでも座るのかな、シュバリエ・リクは。


あと、今回リクが捕まっちゃったのは「手分けして探す」と宣言したディヴィッドの判断ミスですよね。なんぼなんでも、イタイケなお子様一人を遣らせるのはマズイよなあ。