アカギ/プレイボール/カペタ

●アカギ23話。三回戦突入、鷲巣はここに至ってアカギを真の敵と認めたご様子。流れは未だアカギにあるが、鷲巣には強大な運が付いていた…という。


「ムリヤリ運を引き入れることによる下落」ってのはこの作品ならではの概念だなあ、とか津嘉山正種はどんどん人外声になってってるなあ、などという感想を吹っ飛ばす「三連続台詞」の畳みかけ。「ドラ三ドラ三ドラ三!」「死んじゃうツモ(×3)!」とまあ、音声的出崎演出かい、ってなテンションで参った。しかし危ういおもろさではあるぞ、これ。


●プレイボール11・12話。番組編成にも色々あるようで今回二階建て。


11話は三年生最終試合。軽く描写されただけだが、これが実に勿体無い! 台詞だけでも「一点でいいのかよ。逆転しろって言ってくれよ」とか「ここで俺が打たなくてどうする!」とか、熱血目白押し。ラストも出っ歯山本君が敵キャッチャーに抱きかかえられて試合終了、という…ああ、この戦いは2〜3話くらいかけて見たかったなあ。


そして三年の壮行練習。今までの積み重ねをここで満開にする演出ですな。「ちきしょう、(涙で)よく見えねえよ」から「ああ。夢から覚めちまった」までの流れがあまりにベタ美しくてたまらん。これで最終話でもエエんと違うか、って話だった。


12話は丸井と半田編。丸井の任侠(ヤクザ子分)性はいつも通りですな。技量も流石に谷口の薫陶。一方の半田、一応は退部を思いとどまったものの、根本的な解決にはなってない。ここが今後のキーかな…って、おおお! 佐野大登場ッ! 因縁の東実ピッチャーとしてか。む、俄然燃えるぜ盛り上がるッ!


カペタ25話。レース前のあれやこれや。安藤とカペタはボロボロのフレームをどうしようかと苦慮する。野郎二人で技術的論議ってのは個人的に好きなシチュエーションやなあ。…ってか、そういや安藤はもなみさんラヴだったっけ。忘れてたよ。


レース前の各キャラ紹介、カペタ・ライバル・イケメン君、そして幼少時に再出現フラグの立った地味レーサー君。イケメンリョウ君の「才能はあるがやる気が無い」ってはいじり甲斐があるな。中途で雨でも降りますか。


おっさんには呆れられてたが、お父んの「(カペタには)ただの友達じゃない、戦友ができた」ってェ言明は共感しますね。戦友…って、なかなか居ねえぜ?