アカギ/カペタ/ハルヒ

●アカギ25話。一旦上げといて落とすと効果が倍になんねやな(元ネタと逆だ)、という基本に忠実な話運び。そのう、忠実ってのが正しいかどうかは良く判らんが。ロンロン! ロンロンロン! の時の脳内物質映像とか、そらちょっと上げすぎでは? と思わんでもない。


「やっと上がれる」という心象風景が、宇宙空間にて巨大なイーピン模様の自動扉が開くという絵、とか、今回もなかなかトバしてるんだけど、キーマンを玄田刑事に持ってく話の流れ自体も楽しかったな。さて、最終話でどうにかなるとも思えんが…。


カペタ27話。好調に走るイサムをよそに、カペタはどうしようもなく最悪な形でレースを終える。最後尾から周回遅れ、そしてコースアウトリタイア。彼の目はバイザーに隠れて見えない。ボロボロの体とボロボロのマシンを抱え、一体何を思うかカペタ


以前追い上げられていたイサムが今度は追い上げる立場になる、という逆転シナリオはベタだが効果的でしたな。凡人であり、だからこそ着実であるのがイサム。カペタが今恐いのは奇策や天才のレーサーではなく、彼のような存在だろう。ま、それもどうせ雨が降ってワヤになるんでしょうけどな。…降るよね?


●新番組・涼宮ハルヒの憂鬱。元ネタは知らず。…ものすげえバカをものすげえ技量でやる、という態度。悪乗りにも程がある手加減知らずな態度。実に好ましい。


アニメの第一話をほぼ丸々使って「ドへたくそな自主制作映画」を劇中劇形式で見せる。「ヘタな実写映画」を再現するための手間の惜しみなさに戦慄を覚える。2度ほどある「歩く人物をフォローで追う」シーン、パースのふらんふらん加減がもう、バカじゃねーのってくらいの再現度。頭痛い。実に好ましい。


いやーもう、このあとどういう話にするつもりなのか見当もつかん。ネコが緒方賢一の声で喋るのとか、うん、まあ、いいやもう。次回も見ますよハイ。卑怯だなあもう。


…おっと、乳にはりついた水濡れ服の再現度が高かった。これはちゃんと言っておきたい。