いろいろ

練馬大根ブラザーズ2話。ハンリューで整形なパチンコ店を、我らがバカ面子がぶっ潰す! …あー、ねー。ビミョーなネタに果敢に踏み込む思い切りはナベシン・浦沢コンビらしいんですがね。それがギャグとして機能してるかってェとこれまたビミョーではある。


ワシ、意味や意義のあるギャグって苦手かもなあ。大仰な思想を徹底的に無意味化するとか、あるいは意味なんて元からないギャグの方が好きかも。パイソンズとか。


あ、でもこのネタで、作画も海外発注だったらもっと下世話で良かったかもしれない。ムリか。…あとアレか、コマシでエロ親父なオーナーが井上和彦ってのもそういうギャグとか?


松崎しげるはもう、流石の存在感。かっこよすぎるなあ。


Blood+15話。はぐれ記者純情派。なんとか分捕ってきた手がかりと、残された父親の写真によって核心に迫ろうとするやさぐれブン屋。ヤクザ娘というパートナーを(無理矢理)得て、さてどうなることやら。


ハードボイルドもどきな独白が、どうにもワザとらしくっていけない。アニメでやるんだったらもうちょっと考えてくんないと、ものすごく陳腐に見えてしまう。…にしても長嶝の太っちょさん、諜報員なら「ワインだけ取ってくる」てな素人行動すんなー!


小清水亜美のヤクザ娘はエエねえ。こういう、自分のキャラが判ってる人は見てて快感がある。姐御やん姉御やん。


次回はシベ超? 絵は久々に良さそうですね。


エウレカ39話。サッカーして遊びました、おしまい。…ってアホかー!


まあその何だ、実はワタシ、アニメのわき道話やムダ話は好きなほうでしてね。アクエリとかはそういう意味で実に楽しかった。でもねえ…この作品のこの流れでこの話ねえ。やっぱちょっとシリーズ構成がヘンだと思う。


おもろいかおもんないか、と言われれば面白かったんだけど、それにしても微妙でしたよ、今回の話。「パスを出せない」というギミックも今ひとつ意味不明だし。ひょっとしてアレか、ホランドの「もっかい全員でサッカーするんだ!」というラストの伏線らしきもののためだけの話か?


デューイさんはますます頭の悪いことになってってますなあ。悪役としての陳腐化・単純化は必要なことでしょうけどね、どうも初めっからの意図とは思えないんだけどな。


蟲師12話。ギンコの過去。それは思い出されることのない物語。彼はいかにしてその名と立場と白髪を得、そして片目を失ったのか。


土井美加声の師匠、なるほどナレータとして適任ですな。明らかに銀蟲(ギンコはこう書くのか)の師匠であると判る。外見だけではなく、その思想・性向も。あるいはちょいとデッドパンなギャグ表情も。ギンコは過去を忘れたが、しかしそのエッセンスは残ったのだね。


それにしても、今迄にもまして映画的な作りだった。レイアウトと色彩の、なんと静謐にして饒舌なことか。崖崩れで母が死ぬ、というエピソードの見せ方、あそこまで枝葉を殺ぎ落として作るかね。ちょっと寒気を覚えるわいな。