フリーレン/薬屋のひとりごと

●葬送のフリーレン・20話。血の気の多い魔法使たちによる殺し合いでアバン。フェルンに相対するエーレは、フリーレンという「相手の師匠」に及ばなかったってとこですかねえ。この手の魔法バトルで「飽和攻撃」って単語が出るとは思わなかったけども。…なんか90年代辺りのシューティングゲームのボスバトル思い出した。

ユーベルとヴィアベルはバトル的にも噛み合う(?)感じだなと思ってたら、双方(特にヴィアベルさん)割とエエ人的ネタを見せたりしてね。こういうフッと力を抜く加減がこの作品の根幹の一つではある。ていうかこの人三十路半ばなんかよ。若作りですね? 

そして今回のヒキはフリーレンVSデンケンのバトル前シーケンス。どっちも老獪な雰囲気を持つキャラクタだけど、さてどういう展開になることやら。デンケンにはもう一つ二つ奥の手がありそうですけどね、この作品のことだし。まあ次回を待つ。

薬屋のひとりごと・15話。Aパートはフグ食中毒疑惑。事故ではなく事件、殺人の疑いはないかと考えるガオシュンに、マオマオがまたぞろ探偵として乗り出す。テトロドトキシンの他生物毒化とかかなと思ったが、なるほど「特別の調理処理によって無毒化する食材」がらみのネタか。旬ではない食材という一点から、ドミノ倒し式にフーダニット・ハウダニットまで詳らかにするのはデキたお人ではある。「毒がらみなら動く」とてうまいことマオマオを使ガオシュンさんはなかなかのヤリ手ですな。

Bパートは胡散臭い「軍師」ラカンが本格登場。2クール目になってちょいちょいその陰を見せていたのだが、こうして表に出てきてみるとやはりつかみどころがない。「お高い妓女を落とすにはその価値を毀損してやればよい」という話をマクラにして、それではってマオマオのことを語るってのがいかにもやらしいテクニックである。どうやらAパートの事案にも裏でかかわっていたりして、本アークはこの人の動向がメインのスジになりそうだろうか。

マオマオ氏/悠木碧は今回もいい演技してて、おろろろろろって嘔吐するとことか楽しそう。あとジンシ様はやっぱりキモいです。