ヘルク

●ヘルク・16話。人造の勇者たちは人間世界を滅ぼすと警告する友。それは人から自我を奪い戦闘機械と化す術であり、国家上層部は貴族を除く全国民を人でないものに変容させようとしている。計画を転覆させんと王国中枢に乗り込むヘルクご一統だが…当然まあ、それは失敗するワケで、という話。結末はもう既知のものとは言え、こうして頼りあった仲間たちも結局悪意の操り人形になってしまうであろうことは、なかなかに辛いわな。勇者殺しによってここで滅んでいた方が、ヘルクにとって幸いだったのかも…とはヘルク自身は絶対言わないだろうけれども。

国家上層部/元老院/貴族たちはもうちょっと取り繕った言動でもするかと思ったが、思いのほかストレートに悪役セリフカマしてきた。未だマスクの奥で顔も見せない杉田王が元凶ではあろうが、こっちはどうでしょうね。あの貴族どもを見たかあれが人の本性だ、とかそういうラスボスタイプとか?