●ヘルク・3話。承前、新魔王選手権a.k.aウルク城攻略戦。素早いが軽薄で判りやすすぎるケンロス、ゴツい防御系だけど防御発動まで時間かかる上にチョコのことしか頭にないドルーシ。この（後の話で別展開があるかもしれんが）今んとこコメディリリーフである二人もそうだけど、一見シリアスげなヒュラさんも微妙にヘッポコいし、ヴァミリオ／アンさんも以下同文。問題はヘルク氏その人であり、他キャラの心理描写は逐次的に行われる（どうでもよさげなドルーシさんまで）のに、徹底して彼ヘルクの内面音声は描写されない。多分…この人の存在様相そのものが作品の根幹に関わってるという、そういうキャラなんだろうね。題目としては主人公だけど実質は全体に通底するギミックである、みたいな。
ケンロスの吉野さん、裏表もなさそうな陽性のチンピラ兄ちゃんを楽しげに演じてていいなあ。確かにそういうキャラはこの人の定番なんだけど、なまじ演技力がありすぎるせいでどうもシリアスな役柄が目立ちまっさかいねェ…って検索したらもう49歳なのか！ 大御所手前じゃんかスゲエな！
