水星の魔女

●水星の魔女・20話。地球にての交渉決裂による戦火は、ノレアの暴走とシャディク/グエルの衝突を導き、それによってコロニーは大惨事。ここにきて今まで先送りにしてきた歪みのツケがどんどん請求されてくるという形。全てプロスペラの引き金一発からのドミノ倒しと言えんこともない、こういうヤらしい平仄の合わせ方は大河内の得意とするところだわなあ。エラン・シャディク・グエル(とラウダ)の御三家はそれぞれヘビーなモチベーションを露わにして今後のお話への動的な方向性を示唆しているが、スレッタはまだ抑圧状態からの解放には程遠いしミオリネは描写無し。その辺をどう乗っけてくるかだろうねえ。

上で大惨事と書いたけどそれはシャディクのほのめかす通り、地上の戦火に比べればちょっとした損害に過ぎない。でもそんなもん巻き込まれた個人にとっては何の違いもないワケで、そういう小さなトリガーがでかい状況を生み出したりもするのだけれど。あとキャスト欄にあったけど今回斧アツシ声出してたっけ? …あ、「愚かな」つってたっけそういや。