かげきしょうじょ

●かげきしょうじょ!!・9話。歌劇団一大イヴェントのうんどうかい。これの準備をベースとして描かれるのは沢田の双子さん担当回。そらまあね、双子のドラマっちゃァその自我が分化しているかしていないか。同一の存在でいられなくなったとき、自身は世界と/自分とどう折り合いをつけるのか。…「やがてまた、二人の道は交差するだろう。その日まで…」という、実に若者らしい希望を持ったオチの付け方がこの作品らしいやさしさだと思った。キャストの中の人も双子さんなのね。今までこんな役いっぱいやってきただろうけど、その辺のメタな意味合いも感じられる、ってのはちと裏を見すぎだろうな。あと「専科」っていう概念は初めて知りましたけど、なるほど…やるだけやってきた実力派たちが「組」を越えてのサポート役を引き受ける…って、なんかこう超一流の仕事人集団って感じでさ。かっちょいいよねえ。あと双子のケンカに巻き込まれて仲直り、お部屋にもどってきたサラサさんに「お帰り」つってるアイちゃんが旦那さん風情であった。いや奥さん風情かもしれない。