サニーボーイ

●サニーボーイ・7話。分断された状況下、キーとなるらしきナガラさんを糾弾する集団を扇動する者。一方のナガラさんはアリの巣にてさかさまの世界を構築する手助けをする。天井からぶら下がるコウモリさんによって。…何だろうねこの寓話の集積体。ナガラさんの流されやすさとか言われたとおりに蜘蛛を喰う話とか、ホンマ誰かの夢の話みたいだ。その誰かってのは…ラジダニなのか? あるいはすべての漂流中学生なのか。ともあれ、各コミュニティにおいてそれぞれ進むべき方向性が見える状況下、ここで初めてじゃないかしらって感じでノゾミさんに何らかの迷いが見える。この迷いさえも「作劇場の必要性」に見えちゃうのがこの人の特殊性であり、一種の「つまんなさ」だろうなあ。後々ひっくり返される前提のつまんなさ、だとは思うけれども。さて。