●新番組・本好きの下剋上。異世界モノにして題材が書籍、監督は本郷みつるということで割と期待してたんだけど、1話に関して言えばイマイチピリッとしないな。作画面でそれほど潤沢なバジェットじゃないのはまあいいとして、状況の説明として語り起こしのテンポが単調なのは否めない。これから進んでいくと変化が付いてくるのだろうか。あと、一般庶民には文字情報自体が希少であるってのはなんかすごいけど、この辺はまた仕掛けがあるのかもしれない。それとあとエンディングの絵はアートアニメっぽくていいと思いました。…さあて視聴継続どうしようかなあ。
●ヴィンランド・サガ・13話。この行軍はどうも綱渡り気味であり、文字通り先には暗雲がある。しかしこれはアシェラッドの出自・アイデンティティ、つまりこの行動こそが彼の根幹部分でもあるので止めることもできない。まあいろいろと運が悪かったってのも含めて、それがドラマではあるんだよなあ。クヌートちゃんに関しては彼を育てたいアシェラッドと守りたいラグナルの対立でもあるが、同世代の全く立場の異なる存在としてトルフィンがちゃんと役割持ってんのがアニメ的に面白い。引っ込み思案ヒロイン(?)とヤンキー野郎だわな。