ヴィンランド/オリジン/コップクラフト

ヴィンランド・サガ・5話。前回からの続きでこのまま原作1話につなげるかと思ったら、意外にもアニオリで1話使ってタイムスキップの間を埋めてきた。個人的にはちょっと冗長な描写かなとは思うが、幼年期トルフィンがヤサグレトルフィンになるまでのスターターイベントとして違和感が無く、割と丁寧に脚本構築してるなとは思う。時期的にユルヴァちゃんの描写をここに差し込んでくるのも悪くないしね。あとアシェラッド傭兵団んとこの「耳」、ああこいつ居たなあと思いだした。なんか印象に残るよねこいつ。

ガンダム ジ・オリジン・12話。ルウム後に戦争の方向性が決定、この辺はジオンもイケイケですな。戦争を推し進めているザビ家、それもデギン・ギレン・キシリアの頭脳担当組がそれぞれに暗躍してんので、こりゃ早晩ほころびだすだろうなってのが予想される。ギレンがアレなのはまあともかく、レビルのジオンからの帰還が「戦争を継続させたいキシリアの画策」ってのはまたヤらしい描写でいいなあ。んであんな顔してデギンが割と穏健派なのがちょっと面白い。あとマ・クベ山崎たくみはもうアレやね、塩沢兼人キャラを演じるに堂に入った具合が半端ないね。…吉開清人も2199で似てんなあと思ったけど、あんまし塩沢キャラやってないみたいだな。

コップクラフト・5話。承前、吸血女の暗躍。古い種族で常識が異なるが決して間抜けなモンスターではなく、まず情報収集して人の脅威となる、ってな雰囲気は伝奇モノとしても面白い。んでやっぱり生きてた大塚芳忠の人とともに、今後の展開におけるシコミのようなネタをちりばめつつ、基本的にはバディものとして構築されてるのがなんつーか、おっさんの胃にやさしくていいなあ。今回であれば本庁と所轄(ってアメリカでも言うのかは知らんが)の対立、たたき上げ上司が青二才のエリートを一喝する…ってな辺りがもう、ねえ。画面的なデキは今回もちょっとキツい。暗い場面で演出なのか規制なのか判別付かないくらい真っ暗けにするのはあれ、多分省力なんだろうなあ。