●ヴィンランド・サガ・6話。トルフィンがトルフィンとなるお話と共に、当時のヴァイキングさんたちの周辺事情も語られる。トルフィンが殺人童貞を失って、まあこれで半人前にもならんとは言えキビしい世界に一歩進んだな…ってタイミングでなかなかにエグい話を持ってくる。最後、悲劇的な演出を見せたうえでトルフィンがどう反応するか。ぐっとこらえて振り切る、じゃなくてあの無表情。トルフィンからどんどんと情がそぎ落とされてゆく過程がよーく判る話になってますわな。とまあ、こっからマンガ第1話に繋がるって感じですかね。
●ガンダム ジ・オリジン・13話。後半、のちのホワイトベースクルーが次々と登場する辺りは流石にわくわくするね。そりゃ本編を知ってるしそこに収束するのは当然なんだけども。その裏で、レビルの「ジオンに兵なし」演説が行われて一年戦争の方向性が決定的となる。個々人の物語と大きな世界の流れを重ね合わせて示すのは大河ドラマの定番描写、こういうのも悪くない。…これでキッチリ本編も語りなおしてくれたら文句ないんだけどなあ。
●コップクラフト・6話。単発の息抜き話だが、こういう軽い掌編も…というかこっちの方がワシ好みかも知れん。アッチの世界にはえろ本が無いので密輸で一儲け、というしょーもないネタもいいし、ティラナがハンドル握ったら大胆になる、というかもとからそういう性格なのがキッチリ車の運転にも反映されるという描写もコミカルで良い。とりあえず車の高速運転中に「判ってきたぞ!」という台詞はすごくこわいなあと思いました。これでえろ本の密輸からもう一ひねり、あの受け渡しトラブルが実はえろ本の中の本命密輸物に関わってくる…とかで45分くらいになれば、マジでバディものドラマそのまんまだな。いや、割とこのアニメ楽しいわ俺。