リヴィジョンズ/コトブキ/モブサイコ


●リヴィジョンズ・11話。要約するなら「ダメ主人公が主人公らしくしようとしたけど本来の主人公が判明した」ってとこでしょうか。慶作さんが半退場状態になったことで、これはなんか仕掛けがあるかなと思ったらそういうことである。それを印象付ける為に前半でキッチリ大介に感情移入させやすくドラマ作るというギミックはなかなかこすっからく意地悪く、上手いもんだなあと思いました。あと、パペットの再起動方法があまりにも「それでいいんかいな」って感じでちとびっくりした。人々の協力という要素をぶっ込みたかったんだろうけどねえ。

●荒野のコトブキ飛行隊・11話。イサオさんはいい性格の悪役ではある。多分この人のなかでは利益や人の命などにほとんどウェイトの差が無いんだろうなあ。キリエさんがサブ爺のことについて怒った時、その理由がホンマに判んないみたいだったからねえ。ともあれ、ラス前ってことで大規模な空中戦が見どころの回。空一面ゴマ散らしたような機数での格闘戦が楽しい。イサオさんと執事さんの機体は震電と、あれはキ64かな。特に震電のバカみたいな機動がバカで、ペラ機でコブラとかやってて無茶苦茶である。でも撃たれちゃったけど…また別のラスボス機体が出てくるのかしら。橘花とか?

モブサイコ100・12話。中ボス芹沢さんを越えたのちに鈴木のお父んと対峙するモブさんだが、やはりラスボスだけあってとても強い。能力の強さ以上にその無茶な傲慢気質がいかにもラスボスって感じではある。この力こそすべてという典型キャラ相手に、かなり真正面から説得を試みるモブさんは主人公的だけど、まァ現状ではお父んの言う通り「道徳の授業か」というとこだよな。何か能力以外の、人間的な弱さをモブが見出して補完する、という流れになるのだろうか。あと引きこもってる芹沢さんに対して傘を差しだし、これを部屋の延長だと思えと言うお父ん→モブとの交流によりお父んと対立したことで傘が破れる、というのが変化のギミックとして上手いなと思いました。