●おそ松さん・24話。サクラの季節、おそ松たちがテメエの道を考え直す話。キッカケは父・松造が倒れたことで、今まで何度も考えることを回避してきた「このままでエエわけないよな」という厳然たる事実に向き合わなきゃならなくなった六つ子という流れ。何かがすごく切羽詰ってるワケではないのだが、まあ…しょうがないから…ってとこでそれぞれなんとかもがいている。そして、そんな変化に対して言い切れない、言葉にできないモヤモヤを抱いてしまうおそ松。相も変わらず寄り集まって宝探しなんかしてるイヤミたちを見るおそ松、っちう絵がいい。
てことで、極端な描写もないかなり地に足付いた脚本であり、モラトリアムから脱することへの一言で済まないいろんな感情を語る演出もソツがない。実際この一編だけ切り取ったら「全体がそういう感じのシリーズ」として充分通用するレベルの高さではある。てことはつまり…これ、次回へのシコミだよね、ちう思いを抑えることはできんよな。前シーズンでもひっどいひっくり返し方したからなあ！ そしてそのクソみたいなドンデンがあるからこそ、今回はどうだろう、やっぱり期待通りびっくりするくらいしょーもない方向に行くのか、あるいはその逆にしっとりしたままというサプライズか、それともそれ以外にまだ隠し玉があるのか…とかいろいろ考える。
ま、しょーもないオチを期待してる私なんですがね。とりあえず次回待ちで。
