夢の話は誰も聞かない

●夢を見る。自分はどこかのホール職員である。女子職員から「めんどうな客がいる」ってのでロビーに向かう。やたらと広く、人の往来も結構あるどこぞの駅のようなロビーである。当該人物は赤ら顔の丸顔、小柄、薄い色の髪、ニコニコとしている30代くらいの男性。ここのホールで行われるある女性講演者のことについて教えて欲しいと言いつつ、話すのは自分のことばかりで要領を得ない。「かいつまんでお聞かせ願えますか」「あー、どこかに机ないかな…そうすれば私の言いたいことが判るんだけど…」こりゃその講演者のストーカーか何かかな、と思う。「そう、あの方のスケジュールはどうやって知るんです?」「それはまあ、ご本人の事務所や公式窓口に電話などでお伺いして交渉を…」「あっ…聞くんですか。あなたたちは知らないのかあ」どうやら講演者の予定についてこっちから聞き出そうとしていたらしい、参ったな思っているとよく似た外見の中年女性が現れ、ごめんなさいねすみませんねと彼をつれて行く。めんどうなことにならず良かったとホッとする。…後半は何故かドラマかアニメみたいになって、その講演者の別邸を訪ねに行くシーン。どうやら四国の山奥、棚田が有名な場所らしく「棚田の歌」が流れている。たなだ、たなだ、たーなーだー…とヘンな歌がBGMとして流れる中、ぼんやりした外見のお屋敷に着く。テロップに「別邸」と出る。そこで目が覚めた。

起きた後も恐かったり楽しかったりえろかったりという感情が残っていることはままあるが、とにかくその男性客の「めんどうさ」が後引いて残ってたのがなんか独特だった。困ったなあと起床したのは初めてかもしれない。