甘々と稲妻/モブサイコ

甘々と稲妻・11話。秋は文化祭。つむぎさんは幼稚園で友達とのちょっとしたすれ違いを経験する。お父さんの言うように「誰も悪くない」という、こんなささいなすれ違いってのは案外修繕が難しい。今回示された仲直りの道も、言ってしまえばたまたま上手くいったというレベルの話だけれども、しかし父子でなんとか仲直りしたいと考えて行動するという、そのことに意味がある。次またトラブったら、また考えようじゃないか。…そういうことがちゃんとできるってのは、それだけで幸せなことだ。

一方でこれまでそれほど語られてこなかったのが小鳥さんサイド。彼女は別にクラスで困った位置に居るわけじゃないってのは示されていたが、まあちょっと浮いた存在ではあるよね。それがクラスと積極的にからむキッカケは当然喰いもんであり、今回のお題であるさつまいもクレープである…と。なんにせよクラスみんないい子でよかったです。「魔女が似合う」ってのがほめ言葉かどうかは微妙ですけれども。

知らんうちに戸松と関が仲良くなっててなんか面白い。キャラ的にも似た感じの引き出しに入ってるしねえ。あと人間関係で落ち込んでてそれをお話したつむぎさん、「じゃ! クレープの話していいよ!」とまあこの切り替えがデキた人というか何というか。子供っぽいともいえましょかねえ
モブサイコ100・10話。それぞれの場でつぎつぎ襲い掛かる爪の幹部たち。やっぱこういう「個性的な能力者たちとの連鎖バトル」ってのは見てておもしろいし、考えてる側も楽しいもんじゃなかろうかしら。てことで爪支部との戦いであるが、今回は爪側の勝利で終了である。まあこっからいくらでも逆転の目はあるのだが、今までほとんど危なげなく勝利してきたモブさんにとっては珍しい負け戦…ってまあ、100%の余波で気絶してたワケだからストレートな負けとも言い難いんですけどね。

今回登場の重要キャラっぽいお人は國立声の「ショウ」さん。明らかに強大な力を持つようだが、ここの幹部連とは立ち位置が違う。支部じゃなくて本部の人なんだそうだが、本部じゃこのレベルの人間も四天王最弱…とかそういうノリなのかしらん。ともあれ、テルさんも律さんもノされてしまった今、やっぱしここはモブさんがドカンとやらないとねえ。エクボさんじゃイマイチ頼りになんないし。

そのエクボさん、ザコ人間にとりついて動いている状況での「大塚明夫の軽いチンピラ演技」がとても新鮮でよろしい。いいねえ、小物悪役っぽい明夫おっさんも。立場的になかなかそういうのもやりづらいだろうけど、今後も出し惜しみせずいろいろやってって欲しいものである。高校生役とかどうかな!