リヴィジョンズ/コトブキ/モブサイコ

●リヴィジョンズ・5話。パペット用電源や地下の食糧などにより状況は多少の安定を見せ、主人公たちの関係もギクシャクしつつもかつての気安さをとりもどしつつある。んでもって女性陣がお誕生日会なんてなものを企画してウキウキもしているとなれば、これはもう「上げて落とす」の前段階ってのは額装した書道くらい明らかなもんでしてねえ。案の定そのブレイクは回のラストにキッチリ来るのだけれど、電力も限られていたり援軍の可能性も不明瞭だったりとジリ貧要素も盛ってきてるし、どうにも好転する要素は見えませんわな。そして敵の怪物が実は人間だった、ってのはまあ、呼称がシビリアンだってのである程度予測はついてましたけどね。日笠さんや大塚さんも、外見的に人ならざる姿なんだろうねえ。

●荒野のコトブキ飛行隊・5話。ユーリア議員再登場、そして小西声でどうにもケーハクな大物企業社長も参加。適当にあしらわれてヘコむ係の人かと思いきや、普段のおちゃらけた行動そのままに変幻自在の操桿で飛び回る元パイロットでした、というヒネリが面白い。隊のレベルヘッドであるレオナさんがいつもと違うムチャな機動をするのもそうだけど、ちゃんと判るようにヒコーキを動かしてるのは面白くてよろしい。あとこの世界、既に海がない状況なのね…。ほとんどマッドマックスレベルにすさんだ世界だわな。でもアノマロカリスは居たのか。地球なんだかどこなんだか。それこそ「惑星ゾラという名の地球」とかそういうのかしら。

モブサイコ100・6話。ちょっとしたことですれ違い状態となるモブ/霊幻であるが、意外にも話のメインとなるのは霊幻の方。なまじっか社会に対しての能力が高いだけに、一旦ボタンの掛け違いを起こすとなかなか厳しい。「あーミスった」
「この状況はまずい」と、ちゃんと自己を俯瞰してみることができる人ではあるんだよなあ。そっから持ち前のペテン師能力でのし上がってゆくのもそうだけど、この人基本的にスペシャリストというよりはゼネラリストなんだよね。ま、どうやら次回は大いに転がり落ちるようだけど。あとこういうとこでもエクボの立ち位置が適度に小悪党気味でいいなあ。いいバランスだ。